2024年08月18日

問題作と大喜利 ちょちょら組#20 2024/04/28


やっぱりこの四人が揃うと面白いのよ。
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会場 : 梶原いろは亭

全員 おしゃべり
橘家文吾『唖の釣』
立川かしめ『紙入れ』

仲入り

三遊亭ぽん太『四人癖』
柳亭信楽『学校へ行こう!』
全員 大喜利

木戸銭2,500円(予約)

音声こちら。
 

音声と文字起こし全文はこちら。

(以下AIに手伝わせています)

ちょちょら組も、もう20回目。
落語協会、落語芸術協会、五代目圓楽一門会、落語立川流の若手が集まったこのユニット、結成当初は皆さん前座だったのかな。
アイドルユニットの設定はいつの間にかなくなり、現在は若手落語家のユニットとして活動中。

全員 おしゃべり
まず4人が登場し、立ちでトーク。今回は三遊亭ぽん太さん(五代目圓楽一門会)のアメリカ公演の話がメインで、落語協会の橘家文吾さんが激しくいじる。
前日に宣伝用のスペースでも文吾さんがぽん太さんのツイートをいじっていたみたい。
ぽん太さんのツイート自体、特におかしな内容でもないのに、文吾さんのいじり方が面白かった。

橘家文吾『唖の釣』
落語会や寄席でしか聴けない『唖の釣』。
ジェスチャーゲームのような文吾さんの所作が非常に面白い。
あまり喋らず「うっ」と言うだけで爆笑をさらう。
文吾さん、聴くたびにレベルアップしてる。

仲入り

立川かしめ『紙入れ』
改作担当のかしめさん。今回はおなじみの『紙入れ』。
色っぽい要素を残しつつ、ちょっと立川談笑師を思わせる改作が見事。
おかみさんが壊れるシーンが特に面白く、最後のオチも素晴しい。

三遊亭ぽん太『四人癖』
珍品担当・ぽん太さんは『四人癖』。
テンポが早く、仕草が大きくても下品にならないところがいい。
短い噺ながらもガンガン受けて、鮮烈な印象を残した。

柳亭信楽『学校へ行こう!』
トリを務めたのは新作担当・信楽さん。
自作の『学校へ行こう!』は笑いどころがほとんどないホラー風の作品。シンプルな内容ながらも観客を引き付けて、ちゃんと後味の悪さを残すあたりがまた力量を感じさせる。

全員で大喜利
信楽さんが司会を務め、他の3人が回答者として参加。笑点風というより、笑点のパロディで、五代目三遊亭圓楽や三波伸介が司会をやっていた頃のノリ。これが観客大爆笑で、信楽さんの新作の後味の悪さを大喜利でうまく消し去り、見事な締めくくり。

野心的な信楽さんの新作も嫌いじゃない。やっぱりこの四人が揃うと、面白い。


m_shike at 17:51コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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