2024年01月09日

軽妙に、でも汗かきながら進む 古今亭小駒勉強会 2023/11/18


チャノマで聴いてとても良かった金原亭小駒さんの勉強会に行ってきた。
テレビカメラ入ってましたよ。
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会場 : 亀戸梅屋敷

古今亭小駒『金明竹』
古今亭小駒『花筏』

仲入り

古今亭小駒『文違い』

木戸銭1500円


●古今亭小駒『金明竹』

ゆかいなまくらは作り込まれたものだが、それを感じさせない自然さがある。
そして、まあ噛まない。噺入ってもまあ噛まない。
金明竹といえば言い立てだけど、中手(噺の途中の拍手)が来る暇もないくらいサラッとこなす。これは理想だよなあ。言い立てがコンテストみたいになるのはどうもなあと、かねがね思っているので、これはとても好ましく感じた。全体がちゃんと歌になっていて、歌の中でちゃんと人物のキャラクターが立つ。

●古今亭小駒『花筏』

印象としては一席目と変わらなくて、メロディがきれい。リズムがいいけど「ポンポン」というより「スイスイ」っと気持ちいい。ただ軽くやってるわけじゃない。その証拠に、結構な汗かいてたりしている。力いっぱいのスイスイ。

仲入り



●古今亭小駒『文違い』

流石にこの噺は手強い。特に人物の位置関係。建物の中のどこにいるのか描きにくいんじゃないかと。
でも小駒さんはあくまで流暢にリズムは壊さないままで話と取っ組み合ってる。情熱を感じる。これが二ツ目の落語を聴く醍醐味だと思う。

言わずとしれた「落語会のサラブレッド」である小駒さん。でもそんなことは関係なく、落語家としての軽妙な立ち振舞と、汗かきながら難しいネタとガッツリ四つで組んでいる姿が印象に残る。

ここからどれだけ成長していけるのか、ちょっと楽しみである。

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m_shike at 00:36コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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