2023年09月24日

爆笑爆笑!弁財亭和泉の"新"新作びゅーびゅー(第14回) 2023/08/20


久しぶりに弁財亭和泉師のびゅーびゅー@らくごカフェへ。
IMG_7276
(写真撮り忘れたので、2018年に撮影させていただいたこちらで)
会場 : らくごカフェ

弁財亭和泉『すぶや』
弁財亭和泉『何もしない日曜日』

仲入り

弁財亭和泉『落語の仮面 第9話 二人の豊志賀』(作:三遊亭白鳥)

木戸銭2,000円(予約)


●弁財亭和泉『すぶや』

まくらは柳亭こみち師プロデュースのこの会に出演したときの苦労話など。

死神のおばあさん大変苦労されたそうで。そこからプークの新作の会に出て、お忙しそうな和泉師。

一席目はおなじみのネタ。おなじみではあるのだが、どうも昔聴いたときより面白くなっている気がするのが不思議。とくに変えている様子はないので、細かい間や台詞のニュアンスなどに工夫があるのだろうか。

「すぶやじゃなくて、す・ぶ・や」という台詞、ひょっとしたら、大師匠である三代目三遊亭圓歌の「あなた方は東京のしとだから、すんおおくぼ」というへのオマージュなのかな。今頃気がついたんだけど。

●弁財亭和泉『何もしない日曜日』

こちらは最近(昨年)の新作らしい。
途中から小学生の男の子とサラリーマン男性の会話だけで進行する筋だが、この会話がまあめちゃくちゃに面白い。「何もしない」というコンセプトを、突き詰めに突き詰めるとこんなにハードになってしまう。すごいな。

お小遣いを「Paypayで送金する」とか、UberEatsの使い方など、ディティールの面白さも相変わらすで、相変わらす和泉師にはずれなし、だな。

仲入り

●弁財亭和泉『落語の仮面 第9話 二人の豊志賀』(作:三遊亭白鳥)

長年に渡って取り組まれている白鳥作の連続物。
白鳥作を手掛けるときの和泉師の「貪欲さ」はものすごい。絞り上げるように爆笑を続けざまにもぎ取っていく。

それにしてもこの『第9話』は作品として凄い。数ある白鳥落語の中でも傑作中の傑作と言っていい。白鳥師が好んで取り上げるテーマ「古典落語と新作落語」を『三題噺勝負』というプロットに落とし、次から次へとギャグ満載。

この傑作が和泉師の手にかかると、これまた大変なことになる。身体に悪いのではないかと思うくらいに口から笑いが飛び出て止まらない。豊志賀に地底人が出てきたときにはもうどうしようかと思った。

 バトルものでありながら、2人の女性落語家によるコラボでもあり、勝敗決まってノーサイドになると、なんだかちょっと泣けてくる。こんなバカバカじゃ話で泣くのやっぱちょっとどっかおかしいんじゃないかと思うけど。

とにかく、新作落語数あれど、弁財亭和泉師による『落語の仮面』ほど笑える落語はそうないと思う。もう、心の底からおすすめしたい。どっかで、聴いてみてください。

"新"新作びゅーびゅー
なんとコスパいい落語会だろう。次回は10月とのこと。


m_shike at 12:05コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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