2023年08月11日
コメディエンヌ シンデレラストーリーへ シェアする落語 第32回 林家きよ彦 2023/07/22
なんとか無事開催できました。ありがとうございました。
会場 : 深川東京モダン館今回は弁財亭和泉師匠「三遊亭粋歌」時代の傑作『おじいせん』ネタおろしという趣向を打ち出して集客頑張ったわけですが、なんとご予約の約4割が、過去に『シェアする落語・三遊亭粋歌』にご来場された方でありました。すごい。ありがたい。和泉師匠ありがとうございました。
四家正紀 前説
林家きよ彦『追っかけ家族』
林家きよ彦『おじいせん』(作:弁財亭和泉)
仲入り
林家きよ彦・四家正紀『シェアタイム』(対談)
林家きよ彦『憧れ』
木戸銭2,000円(ご予約の方)
この日のお客様は「きよ彦さん聴いたことある・ない」で半々。
これは演者としてはなかなか難しいところ。
この日のきよ彦さんは「初・きよ彦客」にややシフトした感じで、1席目と3席目に自らの鉄板ネタを持ってきて、間の2席目にネタおろしという布陣で挑んでくれたのでした。
このネタは和泉師で言うなら『銀座なまはげ娘』。奇想天外なのに誰もが楽しめる傑作。
前にも書いたけど、何度聴いても楽しいのは、とにかくディティールが充実しているから。緻密な描写よりもブレのない一貫したキャラ設定と仕草と決めセリフ。
アイドルグループ「フルーツバスケット」の「出荷番号3番」というのが無性におかしい。なんでいまさらおニャン子クラブなんだと思うけど、大切なのはギャグ漫画のようなキャラの類型化。
ばっちり。
といっても裏で聴いていたので細かいところはわかんない。とにかく初めて聴く人がガンガン受けていたのは間違いないところで。
他の落語家さんが作った新作落語を演るのって、やっぱり難しいんだそうで。
やはりそれぞれ違う肉体を持ってるわけで、例えばブレスの位置だって変わってくる。
聞いたところによると、きよ彦さんは短いセリフを多用する傾向があるのに対して、一方で和泉師はセリフをやや長めに喋る。
なので、セリフ割りを一から作り直したんだそうだ。ここだけの話、本番直前まで台本をチェックしていた。
こちらも裏にいたので細かいところはよくわからないけど、とにかくドカンドカン受けておりました。
新作落語って短い噺が多いので、少し長めに対談やりますかと打ち合わせしていたのではありますが、40分はやりすぎでした。すみません。
でも内容は相当に面白かったかと。アンケートは絶賛の嵐でございました。
一つのフレーズを何度も何度も繰り返していくとこの噺、お客さんの波長にきよ彦さんのリズムがピタリと共鳴してしまい、「あっこがれるー」のたびに笑いの量がものすごいことに。
お客さん、いい気持でお帰りになったであろう。そんな確信がある。
ただやっぱり会場の都合で見えにくい席がどうしてもできてしまった。難しい。また工夫してみなくちゃ。
熱演していただいた林家きよ彦さん、暑いなかでご来場いただいたお客様、ボランティア・スタッフのみなさん。ありがとうございました。
設定はぶっ飛んでいるのに、すごくわかりやすい噺をつくり、これだけお客さんを沸かせることができるんだから、きよ彦さん、売れるね。
この日のお客さんは、これから売れていく過程を楽しめますよ。
次回は10/29 あの方をお迎えしますよ。ぜひ。
https://togetter.com/li/2188169
林家きよ彦Twitter →出番はここでチェック!
これは演者としてはなかなか難しいところ。
この日のきよ彦さんは「初・きよ彦客」にややシフトした感じで、1席目と3席目に自らの鉄板ネタを持ってきて、間の2席目にネタおろしという布陣で挑んでくれたのでした。
●林家きよ彦『追っかけ家族』
しっかり作り込んだまくらからガンガン受ける。このネタは和泉師で言うなら『銀座なまはげ娘』。奇想天外なのに誰もが楽しめる傑作。
前にも書いたけど、何度聴いても楽しいのは、とにかくディティールが充実しているから。緻密な描写よりもブレのない一貫したキャラ設定と仕草と決めセリフ。
アイドルグループ「フルーツバスケット」の「出荷番号3番」というのが無性におかしい。なんでいまさらおニャン子クラブなんだと思うけど、大切なのはギャグ漫画のようなキャラの類型化。
ばっちり。
といっても裏で聴いていたので細かいところはわかんない。とにかく初めて聴く人がガンガン受けていたのは間違いないところで。
●林家きよ彦『おじいせん』(作:弁財亭和泉)
そしていよいよネタおろし。僕の会でやってくれるなんてほんと光栄な話で。他の落語家さんが作った新作落語を演るのって、やっぱり難しいんだそうで。
やはりそれぞれ違う肉体を持ってるわけで、例えばブレスの位置だって変わってくる。
聞いたところによると、きよ彦さんは短いセリフを多用する傾向があるのに対して、一方で和泉師はセリフをやや長めに喋る。
なので、セリフ割りを一から作り直したんだそうだ。ここだけの話、本番直前まで台本をチェックしていた。
こちらも裏にいたので細かいところはよくわからないけど、とにかくドカンドカン受けておりました。
仲入り
●林家きよ彦・四家正紀『シェアタイム』(対談)
いつもの対談。新作落語って短い噺が多いので、少し長めに対談やりますかと打ち合わせしていたのではありますが、40分はやりすぎでした。すみません。
#シェアする落語
— MOMOKO (@imaimomoko0) July 22, 2023
本日は林家きよ彦さん。
写真で見るよりお若く綺麗な方でした(^^)
毎回対談が面白い。 pic.twitter.com/gopiQZzHr6
でも内容は相当に面白かったかと。アンケートは絶賛の嵐でございました。
●林家きよ彦『憧れ』
四家がちょっと業務連絡を挟んだ後に、喋りっぱなしで疲れてるはずなのにテンション全く落ちない。一つのフレーズを何度も何度も繰り返していくとこの噺、お客さんの波長にきよ彦さんのリズムがピタリと共鳴してしまい、「あっこがれるー」のたびに笑いの量がものすごいことに。
お客さん、いい気持でお帰りになったであろう。そんな確信がある。
ただやっぱり会場の都合で見えにくい席がどうしてもできてしまった。難しい。また工夫してみなくちゃ。
熱演していただいた林家きよ彦さん、暑いなかでご来場いただいたお客様、ボランティア・スタッフのみなさん。ありがとうございました。
設定はぶっ飛んでいるのに、すごくわかりやすい噺をつくり、これだけお客さんを沸かせることができるんだから、きよ彦さん、売れるね。
この日のお客さんは、これから売れていく過程を楽しめますよ。
次回は10/29 あの方をお迎えしますよ。ぜひ。
https://togetter.com/li/2188169
林家きよ彦Twitter →出番はここでチェック!