2023年08月08日
達成と昇進、どっちが先? 立川寸志トリ噺五十席 其の一 2023/07/19
●立川寸志『くしゃみ講釈』
すでに真打昇進トライアルに取り組んでいる寸志さん。真打昇進披露でトリを50席やる、との想定でトリネタを50席揃えようという企画。それって、ひとり昇進ってこと?寄席に出ない真打ち昇進披露を立川流は大きなホールでどーんとやるケースが多いけど、寸志さんはあちこちで50回やりたいと。なるほど。いいですね。
ということでくしゃみ講釈。もうね。明日昇進しても大丈夫。もう立派なトリネタ。ケンフンなしで講釈師は恋敵、そしてなんといっても覗きからくりの口上!寸志さんらしいスウィング感が素晴らしい。
何度聴いても飽きないのは、落語が音楽として完成しているから。
●立川寸志『うなぎの幇間』
仲入り後には夏らしく。幇間の羽織り紐の話をまくらに振ってからこの話へ。こちらのネタでも寸志さんの語りはメロディアスにスウィング。心地よい小ボケが調子良く連発。オリジナルのくすぐりもたっぷり。
特に「人間関係を表すあるキーワード」を連発することで、笑いが笑いを呼んでどんどんグルーヴしてサゲまでピタリと決まる。めちゃくちゃ面白いしかっこいい。鰻屋の女中がまたいいんだ。
このシリーズ次回は9月だそうでございます。もうね、ぜひ行ったほうがいいよ。
特に「人間関係を表すあるキーワード」を連発することで、笑いが笑いを呼んでどんどんグルーヴしてサゲまでピタリと決まる。めちゃくちゃ面白いしかっこいい。鰻屋の女中がまたいいんだ。
このシリーズ次回は9月だそうでございます。もうね、ぜひ行ったほうがいいよ。
