2023年06月25日

キュートなキャラと構成の妙 林家きよ彦独演会 2023/06/14


平日はやっぱり慌ただしい。なんとか早上がりして西日暮里から歩いて日暮里サニーホール。なんとか間に合った。
きよ彦独演会

会場 : 日暮里サニーホール コンサートサロン

林家きよ彦『きよ彦のおしゃべり』(漫談)
林家きよ彦『令和が島にやってきた』
林家きよ彦『いい感じの小料理屋』

仲入り

林家きよ彦『イルカに乗った少年』

木戸銭2,500円(当日)


●林家きよ彦『きよ彦のおしゃべり』(漫談)

着流しで登場。立ちのまんま20分ぐらいずっと漫談を喋り続けるいう趣向。
最近のきよ彦さんが使っていたまくらの集大成みたいな感じ。ぶっちゃけ聞いたことある話が多かったんですけども、同じ話題でもちょっとずつ前より整っていたりとか、 やっぱりここは何度聞いても笑っちゃうなみたいなところがあって楽しい。

●林家きよ彦『令和が島にやってきた』

一度降りて羽織を着て再登場。
このネタは林家つる子さんとの二人会で三題噺としてネタおろしされたときに聴いている。
改めて聞くと本当によくできている。 構成も巧みで程よく引き込んでいくし、なにより細かいところのギャグの作り方がとても上手い。「そこで神田伯山使うか」と笑っちゃう。

●林家きよ彦『いい感じの小料理屋』

こちらは初めて聴いた。めちゃめちゃ面白かったですね。
「あるわけないけどありそうな」リアリティがたまらない。
小料理屋の夫婦と娘、常連客とその連れという人物ひとりひとりの造形が優れたギャグ漫画のようにピタッと決まる。「キティちゃんの熊手」に「橋本龍太郎のサイン」と小道具が絶妙。

どのへんが面白いかもっと書きたいんだけど、せっかくなのでネタ割りたくないんだよね。うん、チャーハン食べたい。

仲入り



●林家きよ彦『イルカに乗った少年』

こちらは、ほぼネタ卸しに近いとのこと。
水族館の噺なんですが、イルカに魚と海洋生物同士がお喋りするあたりは桂文枝師三枝時代の傑作『鯛』を想起するけど、きよ彦さんのキャラクター造形がやはり独自のもので、主人公の女の子イルカ可愛らしさとバカバカしさは特筆もの。

やっぱり林家きよ彦という落語家は、面白いです。
可愛らしさとバカバカしさ、程よくひっくり返るどんでん返しの妙、ぜひ多くの方に味わっていただきたいと改めて思った。

ご予約まだまだお待ちしております! 7/22 14時、門前仲町です!


DSC_0025


きよ彦6チラシ



m_shike at 20:00コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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