『シェアする落語』次回は7/7です。

2023年05月06日

『立川こしら “まくら”で知る落語家の華麗なるITライフ』


「落語でとにかく笑いたい」と思ったら、「こしらの集い」に行くことを勧める。
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それくらい面白い。
そんなこしら師の「まくら」が本になった。





アマゾンレビュー書きました。
最新型の落語がここにある

落語は失敗のカタログだ。ありとあらゆる失敗が落語の中にある。
失敗を愛でて笑う、そんな芸能だ。

失敗のトリガーはたいてい「行動」だ。

落語家・立川こしらは行動する。
とにかく動く。
家をなくして定住を捨て、沖縄・西成・対馬と日本中を駆け巡る。上祐史浩と対談したりする。
さらにオーストラリアに、ニュージーランドに、そして2019年のウクライナに行く。目的はあるゲーム。ついでに落語会。
持参の座布団を引いて、屋外でも落語を披露する。

当然そこで様々な失敗が生まれる。それをまた「まくら」として高座で披露する。めっぽう面白い。
そしてまた動く、また笑いが生まれる。

この本は、そんなこしら師匠の「まくら」(と言うかフリートーク)のなかで、"本にできる範囲"で面白いところをまとめたもの。

なんとも眩しいほどバカバカしく面白い「失敗の宝箱」。
これは間違いなく「現在進行系の落語」だ。上祐史浩とのトークライブを妨害してきた輩に対する切り返しや、「貧乏」について沖縄の子どもたちとのやりとりなど、実によくできた「最新型滑稽噺」だ。

「IT」は「現在」のなかにチラチラ出てくる。分量はそんなに多くはないが、これがまた面白い。コロナ以前に落語配信の未来を予言していたところもさすが。

なお"本にできない範囲"は、さらに面白いので、読んだら「こしらの集い」に行こう。近所でやってなかったら、自分で開催して、師匠を呼んじゃうという手もありますよ。




こちらもどうぞ。


 

m_shike at 20:00コメント(0)書籍 | 落語 このエントリーをはてなブックマークに追加

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