2023年04月06日

回想の寄席楽屋 寸志の立川流 ゲスト立川龍志 2023/03/31


年度末の平日だったので、当日券で駆け込み。

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会場 : お江戸日本橋亭

立川半四楼『権兵衛狸』
立川寸志『鮫講釈』
立川龍志『野ざらし』

仲入り

立川龍志 立川寸志 トーク『立川流とは何か』
立川寸志『品川心中』(上)


木戸銭2,800円(当日)


●立川半四楼『権兵衛狸』

似合ってるネタなんでもうちょい頑張って。

●立川寸志『鮫講釈』

立川流の寄席興行でよく出る噺。寸志さんもよく掛けていて、もはや手慣れていて文句なし。講釈の面白さはもちろん、そこに持っていくまでの江戸っ子のワイワイ。講釈師の諦観。そして可愛い鮫。

●立川龍志『野ざらし』

久しぶりに聴かせていただいいて感激。好きなんですよ。衿元から江戸が匂い立つような。たまらんですね。「寸志くんはよく勉強している。いまの鮫講釈もいい。とっとと真打になるべき」ですよねー。動物の絡んだまくらからどんなネタに行くのかと思ったら野ざらしですよ。家元・立川談志の過剰なまでに過剰でエロい演出ではなく、極めてシンプル。なのに楽しい。楽しすぎる。爆笑を呼ぶ江戸の風がビュービュー。

仲入り


●立川龍志 立川寸志 トーク『立川流とは何か』

今回のテーマは「寄席の楽屋」先代文楽はやたら緊張していたとか、みんなあんまり喋らなかったとか、龍志師が前座修業をしていた「かつての落語協会の楽屋」と、ときどき寸志さんが呼ばれる「最近の落語芸術協会の楽屋」はやっはり違う。
内容ももちろん面白いけど、嬉しそうに話すお二人の笑顔が眩しい。そしてやっぱり寸志さんのトーク仕切り力は半端ない。

●立川寸志『品川心中』(上)

実は、寸志さんの品川心中は(下)のほうが好きだけど、(上)はとにかく貸本屋金造のキャラが素晴らしい。
お染もしっかりと作られているけど、調子良さと間抜けさ臆病さがコロコロと快調に回転し続けていく金造の見事さ楽しさで十分満足。
ただ、もう少し短くできるかもしれない。


いやあ、いいですねえこの企画。次回はなんと立川こしら師ですよ。トークどうなるんだろう。
5/29だそうです。ぜひ。
寸志立川流2
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m_shike at 21:30コメント(0)落語 | 立川寸志 このエントリーをはてなブックマークに追加

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