2023年03月18日

コンセプチュアル 文芸落語会 2023/02/12


桃太郎からオー・ヘンリーまで。文芸は幅広いですね。
そして澤孝子先生追悼。
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会場 : お江戸日本橋亭

桂れん児『桃太郎』
一龍斎貞橘『ドラキュラ』
澤雪絵(曲師:佐藤貴美江)『姿三四郎恋暦』

仲入り

三遊亭圓橘『残り香』(O・ヘンリー原作)
片岡一郎『滝の白糸名場面・切られ与三』
桂春若『除夜の雪』

木戸銭4,000円(予約)


●桂れん児『桃太郎』

手堅く会の雰囲気を作ったかな。

●一龍斎貞橘『ドラキュラ』

うーん。このネタかなあ。演出であまりも怪奇要素を強めすぎて真っ暗。なんにも見えない。いい男なのに。

●澤雪絵(曲師:佐藤貴美江)『姿三四郎恋暦』

これはもう文句なしに格好いい。雪絵さんが格好いい。切れ味もあれば安定感もあって格好いい。ただ格好いいだけに、これを澤孝子先生で聴いてみたかったと考えてもしょうがないことを考える。

仲入り



●三遊亭圓橘『残り香』(O・ヘンリー原作)

圓橘師文芸シリーズの傑作。この日も淡々とした描写で構築された重厚な文芸落語空間のなかで、人物たちの抑えられた言葉によって細かな心情の変化がじわりと伝わる。そしてサゲが素晴らしい。

●片岡一郎(映画説明)『滝の白糸名場面・切られ与三』

いやこれは楽しいですね。片岡先生のエンターテイナー性が素晴らしい。何より声がいい。しかしフィルム残っているんですねえ。こういうの、もっといっぱい観たい。入江たか子も林長二郎(長谷川一夫)も美しいこと。

●桂春若『除夜の雪』

なにげに爆笑まくらが面白くて。ちゃんと『赤めだか』のエピソードにも触れるあたりが親切。
噺のほうはこれまた絶品。するりと世界に引き釣りこまれて、寒さが我が身に食い込んでくる。雪は白く夜の闇は深い。鰯の丸干の匂いまで漂う。
やがて、悲しい伝聞の終末。その雰囲気が絶品で。



やや凝りすぎのところがないわけではないが、これだけコンセプチュアルでバラエティに富んだ会も珍しい。何より圓橘師の芸が輝く企画ということで、満足でございました。

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m_shike at 21:19コメント(0)落語 | 三遊亭圓橘 このエントリーをはてなブックマークに追加

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