『シェアする落語』12月の次は3月

2022年11月20日

前聴いたときより面白い得意ネタ 文京春日亭「三遊亭わん丈DOKUENKAI〜真寸法〜」2022/11/11


あんまり事情を知らずにふらっと行ってしまったのだけど、ふだんは若手真打(柳家三三師、桃月庵白酒師……)の枠で、二ツ目のわん丈さん独演会が開かれるのは、凄いことだったのだ。
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会場 : 文京シビックホール 2階小ホール

入船亭扇ぱい『真田小僧』
三遊亭わん丈『時そば』
三遊亭わん丈『お見立て』

仲入り

三遊亭わん丈『国隠し』
三遊亭わん丈『五貫裁き』

木戸銭2,800円+手数料110円(予約指定)


●入船亭扇ぱい『真田小僧』

口跡いいなあと思ったらもとNHKアナウンサーだと。
似ているというわけじゃないんだけど雷門音助さんを連想する感じの良さがある。

●三遊亭わん丈『時そば』

立川吉笑さん同様「NHK新人落語大賞の結果が喋れない」ネタが受ける。扇ぱいさんはNHKから送られてきた監視役であると。あはは。

この日の高座全般に言えることとして、喋り方がより音楽的というか、滑らかなリズムとメロディの心地よさが強まっている。
仕草もうまいし、オリジナルギャグもぴたっとハマる。

噺の途中で一回現実に戻って笑わせて、また噺にさっと戻るのは、まるで柳家喬太郎師のよう。かつての家元・立川談志の得意技でもあった。

●三遊亭わん丈『お見立て』

こちらも得意ネタで、前に聴いたときよりぐんと面白くなっている。リズムとメロディによる聴き心地のよさ、細かい台詞の取捨選択が素晴らしい。分かっていながら喜瀬川のマインドコントロールにやられる喜助のキャラが最高。杢兵衛もほどほどに間抜けでよい。

そして強烈な時事ネタクスグリ「じゃ、いま暇でしょ!」には大爆笑。

仲入り



●三遊亭わん丈『国隠し』

「時間もありますし二ツ目の身分で先輩と同じ三席はどうかと思いまして。少し時間は伸びますが」とこちらも得意ネタであろう新作へ。だいぶ前に聴いたせいもあるけどやっぱり練り上げている。前より面白い。テンポがさらに良くなった分、笑いが増えている。

あの昔ばなしはいいなあ。おかしい。

●三遊亭わん丈『五貫裁き』

そしてトリネタ。いいですなあ。これは本当にわん丈さんに似合うネタ。
腹黒い大家と、企みをだんだん察してくる八五郎。
この二人のあのワルそうな笑顔がたまらない。語り口はさらに軽快で聴き心地がよく、ダレることなく最後まで楽しく聴けるのがいい。

得意ネタとか十八番とかよく言うけど、やっぱりそれはきちんと磨き続けてこそ言えること。
そんな事を考えた夜だった。

また何年か経ったら、さらに進化した「得意ネタ」が聴けるのだろう。

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音声配信はこちら。



m_shike at 21:00コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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