2022年09月23日

わさもんふたり 東大島亭 三遊亭ふう丈 港家小ゆき 2022/09/17


前から聴きたかったふう丈さん 久しぶりに聴きたい小ゆきさん。DSC_0449
会場 : 東大島文化センター

三遊亭ふう丈『強情灸』
港家小ゆき(曲師:沢村理緒)『わさもん。〜やまが八千代座復興譚〜』

仲入り

港家小ゆき(曲師:沢村理緒)『伊能忠敬 経世済民の段』
三遊亭ふう丈『タイムパッカー』

木戸銭1500円

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●三遊亭ふう丈『強情灸』

同じ熊本県山鹿市出身で、幼稚園と小学校も同じだったと言うお二人。親同士のスーパーでの立ち話でどっちも芸人になっていることがわかり、それ以来よく一緒に会をやっているという。ということで一席目はふう丈さん。初めて聴かせていただいた。

ご存知の通り、三遊亭円丈師のお弟子さんで現在は三遊亭天どん師の預かり弟子。今日は円丈師匠のお着物を着て登場し、円丈師匠に教わったネタということで、強情灸。

言葉がスパンと頭の中にまっすぐ入ってくる、聴きやすい語り口。
ときどき入る大きな仕草も嫌味にならない。むしろ、ちょっと可愛く見えたりするあたりが良い。
ところどころちょっとずつ出てくる 円丈師匠の感じが、落語ファンにはたまらないものがある。

●港家小ゆき(曲師:沢村理緒)『わさもん。〜やまが八千代座復興譚〜』

小ゆきさん聴くのは久しぶり。でもCD買ったりしてます。
この演目は小ゆきさんの自作。

舞台はこちらの芝居小屋。


明治34年に建設され、戦後・高度経済成長のあとに潰れかかっていた芝居小屋を復活させた人たちのドラマ。「わさもん」とは「新しもの好き」のことらしい。

基本的にはドタバタ喜劇調で楽しい展開。節も伸びのある美しい声でいいかんじ。
しかし新宿末廣亭、ミュージックテイトと存続が難しい小屋が増えている中で、身に染みる内容でもある。

NHK-FMで放送されたときに聴いたことがあり、もう一度聴きたいと思っていたので、嬉しかった。
この放送時と同じ趣向で、途中ふらっとふう丈さんが登場する。タイミングが絶妙でまた良かった。

残念なのは曲師がまだキャリア浅い方で、三味線が節にちょっと負けていたところ。

仲入り



●港家小ゆき(曲師:沢村理緒)『伊能忠敬 経世済民の段』

二席目も自作の新作。

四千万歩の男・伊能忠敬がまだ天文学・地図へと取り組む遥か前、17歳で婿入りした伊能家の当主として大活躍し、天明の大飢饉を乗り切ったという話。けっこう多い情報量をしっかりとまとめきっている。
節でグーンと伸びる声の美しさに魅了された。前から綺麗だったけどさらに綺麗な声。いいなあ。

●三遊亭ふう丈『タイムパッカー』

ふう丈さんのトリネタは自作の新作落語。
ふう丈さん自身が、アルバイトをしていた過去の自分と時空を超えて繋がる噺で、ふう丈さんの独創性を充分に感じさせつつも、やっぱちょっとどっか円丈師匠っぽいところがチラチラ見えるのがまたいい。

複雑な構造の展開をスムーズに聴かせる構成力と、一席目よりもさらに大きなアクションをしても全然違和感を感じさせないところがいい。このあたりは技術もあるのだろうが、ふう丈さんの人柄・キャラが効いているのではないかと思う。多少押しを強く出しても、ふんわりとまとめてしまう。

面白かったけど、面白いだけでなく、聴くとふう丈さんが好きになる落語だなと。


同郷の若手が懸命かつ爽やかに演じる姿は、聴いていて好ましいものがあった。
また聴かせていただきましょう。

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m_shike at 19:12コメント(0)落語 | 浪曲 このエントリーをはてなブックマークに追加

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