2022年08月09日

ドキュメンタリー落語は進化中 ねりま落語ライブ #三遊亭はらしょう 2022/08/06


ものすごく久しぶりに三遊亭はらしょうさんのドキュメンタリー落語。練馬は家から遠かったけど、行く価値はありました。おもしろかったー。
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会場 : ココネリ3階多目的室(練馬駅前)

三遊亭はらしょう『風のアロハ』

仲入り

三遊亭はらしょう『煙草の思い出』

木戸銭無料(お志で)


 

●三遊亭はらしょう『風のアロハ』

まずとにかくネタ(実話)が面白い。茅ヶ崎のアロハショップ「LOCALS ONLY」にまつわる噺。
ネタ割らないように説明するのが難しいが、要は「ロケーションが悪すぎて売れないアロハシャツ専門店」との交流、そしてハッピーエンドという流れで。

特筆すべきは台詞主導の展開。前に聴いていた「ドキュメンタリー落語」は地語りの面白さが際立っていたのが、かなり削って台詞のやり取りで聴かせる。ある意味、以前より落語っぽくなっている。
そうすると「売れないアロハ屋の愚痴台詞」がものすごく師匠・三遊亭円丈に似ているのですよ。ご本人気がついてなかったけど。

古典落語にはほとんど出て来ない「哀愁」を落語に持ち込んだ(『ぺたりこん』とか)のは三遊亭円丈の功績の一つではないかと考えている僕としては、アロハ屋オヤジの「売れない愚痴」はとても素敵に聞こえた。

まあ、そんな理屈はどうでも良くて、誰が聴いても面白い「落語」になっていました。
江ノ島のローカルズオンリー、検索したらちゃんと出てくるんですよねえ。アロハ買いに行きたいなあ。


仲入り



●三遊亭はらしょう『煙草の思い出』

こちらは一度掛けたネタの再演とのこと。はらしょうさんのドキュメンタリー落語はとにかく数が多くて300を超えている。
「お前らもっとネタ作れー」が口癖だった円丈師から「なんでそんな作ってるんだよ。ほとんど面白くないだろー。絞れー」と言われたと。
なので、過去作から面白そうな作品をピックアップし「台詞主導・落語っぽい」演出に変えたらしい。
そのせいかどうかはわかんないけど、こちらもめちゃくちゃ面白かった。

「高校生がタバコを買う」ただそれだけの話が、どんどんどんどん膨張していく。新作落語だとここでファンタジー的に現実を超えていくんだけど、そこはドキュメンタリーなので「現実の範囲内」でパンパンに拡張する。

「真実は落語より希なり」とははらしょうさんの決め台詞。
事実にとことん迫ることで、フィクションを超える面白さに到達するのがドキュメンタリー落語が、より落語的な台詞重視・説明省略の演出でさらに「落語っぽく・面白く」進化している。題材が身近なだけに落語にアレルギーがある人も入りやすいし、一方でかなりの落語好きにも楽しめると思う。

一度聴いてよドキュメンタリー落語。

三遊亭はらしょう(Twitter)

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20220811
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m_shike at 21:30コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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