2022年06月08日
猫に博打を教える 第399回圓橘の会 2022/05/29
●三遊亭萬丸『豆屋』
今回はまくらも含めて手探りな感じではあったけど、売り声はいい感じだし、二人の乱暴者の描き訳もなかなか巧み。圓橘師によるとこの二人の描き分けが、二ツ目昇進のときの判定基準になるそうだ。●三遊亭圓橘『刀屋』
ご存知『おせつ徳三郎』の後半。前半の『花見小僧』は苦手なシーンがあってやらないのだとか。うーん、聴いてみたい気もする。いまではけっこう若い落語家も手掛けるネタだけど、刀屋の人物造形・その味わいは圓橘師ならでは。
仲入り
●三遊亭圓橘『猫定』
むかしこの会で聴かせていただいたネタ。会場から地下鉄ですぐ、回向院にある猫塚の由来。圓橘師のお宅にいた猫さんもこちらに葬られているのだとか。猫だけにエドガー・アラン・ポーみたいな雰囲気があるサスペンスな噺で、基本怖い話なんだけど、ニヒルな博打打ち(表向きは「魚屋」)の定吉が猫に丁半博打を教えるシーンがいい。
圓橘師の演出がなんとも可愛くて、その可愛さが後の悲劇に繋がるあたりが巧み。
葬儀のシーンも不気味なのにドタバタして、ちょっと楽しいのがいかにも落語らしくてまたいい。

次回はこちら。ついに400回。圓橘師の師匠・三代目三遊亭小圓朝五十回忌。
三味線栗毛、楽しみですねえ。









