2022年04月13日

正蔵師の「謙虚な貫禄」と師弟の絆 新宿末広亭4月上席夜の部 林家はな平真打昇進披露興行 2022/04/06


仕事を早めに切り上げて新宿末廣亭。林家はな平師匠の真打昇進披露興行。

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会場 : 新宿末廣亭

途中入場
柳家さん喬『真田小僧』(途中から)
すず風 にゃん子・金魚 漫才
柳亭市馬『薮医者』

仲入り

口上 古今亭菊之丞 三遊亭圓歌 林家はな平 林家正蔵 柳亭市馬
柳家小菊 俗曲
蝶花楼桃花『ピーチボーイ』
林家正蔵 漫談 鏡味 仙志郎・仙成 太神楽
林家はな平 『幾代餅』

木戸銭3,500円


途中入場

●柳家さん喬『真田小僧』(途中から)

途中からなのでコメントしないほうがいいんだろうけど、披露目は真田小僧ときめているのかな。

●すず風 にゃん子・金魚 漫才

またこのネタかという気持ちも正直あったが、やはりよく出来ているので笑っちゃった。

●柳亭市馬『薮医者』

バカバカしさの中にとてもスケールが大きくて心地よい落語世界がある。ケチのつけようがない。ゲラゲラ笑った。

仲入り

なんと三点セットの販売があった。売るもんなんだ。

●口上 古今亭菊之丞(司会) 三遊亭圓歌 林家はな平 林家正蔵 柳亭市馬

馬風師がいないぶん穏やかな口上。菊之丞師の司会は堂に入ってたし、漫談調の三遊亭圓歌師も良かっかけど、市馬会長が「毎回同じこと言っていると飽きる」と「根岸いじり」をしたのには大爆笑。
さらに師匠である林家正蔵師の挨拶が素晴らしかった。
「今回の披露目で毎回楽屋に残って彼の噺を聴いていました。いい出来です。嬉しいというかありがたいと思いました。私は噺を教えておりません。教えていただいた師匠方、そして何よりお客様がはな平を育てていただいたのです」
感動してちょっと泣いた。


●柳家小菊 俗曲

寄席の花は今宵も艶やかで。都々逸がいいのよ。

●蝶花楼桃花『ピーチボーイ』

ここに新真打が入るのが新しい。それにしてもいい名前で小朝師はやはり凄いなあと。噺は小朝師による桃太郎改作(だったと思う、確か)。
個人的には子供の声がちょっとあざとく聴こえてしまうのだけど、それは好みの問題で、他のお客は受けていたので問題無し。口調が小朝師に似ているのもむしろ好ましい。

●林家正蔵 漫談

市馬師の「根岸いじり」に触発されて、思い出話を。
父である先代三平の厳しさ。小噺一つしか教えてもらってないのに楽屋入りして悔しい思いをしたこと。そして楽屋から駆けつけた父の臨終。
客を疲れさせることなく、ふんわりと楽しませて温めつつ、新真打にしっかりとメッセージを贈る、これ以上ない極上の漫談。 極めて謙虚でありながら、落語家としての貫禄をも感じさせる。

落語家・林家正蔵、凄いわ。

●鏡味 仙志郎・仙成 太神楽

若手コンビで爽やかな太神楽。

●林家はな平 『幾代餅』

誰でも知ってるような古典落語を、それほど新しいギャグなど入れないままに、どこか現代的でPOPな噺に仕上げるあたりが、はな平師匠の落語の魅力だと、僕は勝手に思っている。

この日の幾世餅も、藪井竹庵先生を中心とした脇役のキャラが「どこかPOP」なのだ。わりと淡々と演じているように見えても、たぶん様々な工夫が仕込まれているのだろう、じわじわ笑いが大きくなってくる。清蔵の心情もちゃんと伝わってくる。

師匠正蔵から噺を教わってない(実は味噌豆だけ教わったらしいけど)のに、やはりどこか口調が似ている。いいね。

晴れの披露目に、進むべき道を師匠がきちんと示した。それも漫談で。
はな平師には、ぜひ、師匠の得意ネタに挑んで欲しい。







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m_shike at 09:30コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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