『シェアする落語』次回は7/7です。

2021年12月20日

てんこ盛りの充実 落語ができましたPART2 2021/12/12 #春風亭柳枝 #立川寸志


二人の落語マニア落語家による、情報量溢れんばかりのトーク。落語ももちろんしっかりと。
落語ができましたP2チラシ
会場 : 「劇」小劇場(下北沢)

春風亭柳枝・立川寸志 トーク『忘れちゃいけないあの師匠』
春風亭柳枝『もぐら泥』

仲入り

立川寸志『鮫講釈』

春風亭柳枝・立川寸志・恩田えり・入船亭辰ぢろ トーク『出囃子と上がりについて』

木戸銭3,000円(前売)


●春風亭柳枝・立川寸志 トーク『忘れちゃいけないあの師匠』

企画が無理(笑)ピックアップした落語家の数が多すぎますがな。
落語ができましたP2資料_003
落語ができましたP2資料_002
落語ができましたP2資料_001
おそらくは音源の豊富な大学落研の部室でカセットテープを聴きまくっていたかと思われるお二人によるトークが、それはそれは面白くて。まあ知らないことばっかりで。落語の世界は広すぎるわあと。
柳枝師は自分が生まれる前に亡くなっている師匠方について詳しすぎるし、寸志さんは中学生の頃「花王名人劇場」のTシャツ着て池袋演芸場で円丈師聴いてたって。すごすぎませんか、それ。

●春風亭柳枝『もぐら泥』

柳枝師は真打ちになってより大胆に自分のカラーを出している気がする。おおらかで伸び伸びと、でも細かいところもしっかりと。滑稽噺の味わいもしっかり楽しめる爆笑高座。

仲入り


●立川寸志『鮫講釈』

出囃子『ダーク』が生のお囃子なのが嬉しいなあと思ったら、やっはりそのことに触れた寸志さん。立川流らしく鮫講釈へ。五目講釈のスピード感はもちろん、そこにつなげていく船上の描写、ワイワイガヤガヤが素晴らしい。講釈を多少とちったって、そんなのまるで問題ないのだ。

●春風亭柳枝・立川寸志・恩田えり・入船亭辰ぢろ トーク『出囃子と上がりについて』

久しぶり御尊顔拝見のえり師匠、なんとマジで泣いていらっしゃる。亡くなられた師匠方の噺ばかりで涙が出てきたと。かわいいなあ。
手にはこの本が。
師匠、御乱心!
三遊亭円丈
小学館
2018-03-16

えり師匠の糸で懐かしい出囃子が流れ、柳枝師と寸志さんが「出」を再現していく。
先代圓菊・先代文楽・左談次・林家彦六(ウソとホント)・円生・談志・権太楼・さん喬・川柳 だったかな?
(どっちがやったかは想像して下さい)

ほとんど爆笑だけど、「あの町この町」で上がった寸志さんの立川左談次だけはね、すみません。泣いてしまいました。
左談次師匠の最後の高座のあとに上がったのは寸志さんなんですよ。ネタは死神だったんですよ。


というわけで、とにかくマニアックでマニアックで、それなのにやたら楽しい会でした。
でも泣いちゃった。

落語ができましたパンフ







m_shike at 21:30コメント(0)落語 | 立川寸志 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
note 話芸(落語・講談・浪曲)×IT・マーケティング
サイト内検索
最新コメント
記事カテゴリ
メッセージ
パートナーブロガー 一覧 | アジャイルメディア・ネットワーク
記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 累計: