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2021年12月07日

悪と色気 第394回 圓橘の会 2021/11/28


今月は圓朝物、しかも僕があんまり知らない噺。楽しみにして門前仲町。
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会場 : 深川東京モダン館

三遊亭萬丸『家見舞』
三遊亭圓橘『緑林門松竹 またかのお関(上)』

仲入り

三遊亭圓橘『緑林門松竹 またかのお関(下)』
木戸銭2,500円(予約)


●三遊亭萬丸『家見舞』

苦手なネタなんだけど上手に仕立てるなー。楽しんじゃった。感心した。テンポ・緩急がどんどん良くなる。あとで圓橘師匠に褒められていた。

●三遊亭圓橘『緑林門松竹 またかのお関』

途中仲入りを挟んでの長講。まくらでは刑務所慰問のエピソードなどを。
例によって長い長い三遊亭圓朝作品の中盤から、いわゆる美人局のストーリー。

占い師として登場したお関は、実は元花魁にして枕探しの常習犯「またやったのか→またか→またかのお関」だった、という展開なのだが、この占い師から悪党への変化がものすごい。

変身前は言葉遣いも美しく、これがとんでもない色気を振りまく。具体的にそういうシーンがあるわけでもないのに、まるで房事を覗いているかのような艶っぽさ。

これが。

ポンと一変、この女いきなり悪党になるのだ。この鮮やかな転換がたまらない。

後半はこちらも悪党の平吉が、お関に取られた証文を取り返しに行って、修羅場になるのかと思いきや……こちらも懇ろになってしまうという。
これがまたいい。悪の女に悪の男。色気の頂点。

そこには勧善懲悪もなければ不条理もなく、もう全編が艶と悪しかない。
またも、圓橘師匠の凄さを思い知らされた。



次回はこちら。僕の大好きな『紫檀楼古木』と、太宰治『貧の意地』だそうです。
圓橘の会新春

三ツ組橘飾り額


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m_shike at 22:30コメント(0)落語 | 三遊亭圓橘 このエントリーをはてなブックマークに追加

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