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2021年11月10日

釈ネタ趣向で見事なひとり会 桂三四郎ひとり会 2021/11/06


待ちに待った、三四郎師匠のひとり会。
今回は一つ飛ばしのソーシャルディスタンス席なので売切れが早く、泣く泣く諦めた人も多かったとか。
僕は幸運でありました。
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会場 : 月島社会教育会館ホール

桂竹紋『初天神』
桂三四郎『扇の的』
桂三四郎『いつでも どこでも』

仲入り

桂三四郎『甚五郎の京人形』

木戸銭3,000円(前売)


●桂竹紋『初天神』

とにかく動きが大きくて速い。エネルギッシュかつきびきびした落語で、あんまり好きじゃないネタがぐっと楽しめるものに。

●桂三四郎『扇の的』

竹紋さんを褒めたあと「今回は講釈ネタ・地噺で」と企画を紹介。

一つ目の釈ネタは上方落語若手グランプリを受賞した『扇の的』。口跡のまあ美しいこと。スピードとメロディがもう最高。そんでもってギャグが決まる決まる。そりゃ受けますわ。

まくらも面白かったけど、内容忘れちゃった。

●桂三四郎『いつでも どこでも』

三席目が人情噺なので「ここは思い切りふざける」。ふざけると言ってもけっこうな力作ネタおろし。

落語中の「桂三四郎がカップヌードルを食べる」それだけで一席の爆笑新作落語を仕立ててしまっている。桂三四郎を演じる桂三四郎。自分しか出てこない新作落語っていままであったっけ?
お得意の擬人化もぶっこんで、原材料名を言い立てに仕立てる凝った作りで、大変に楽しかった。
なにより、定員の半数しかいないホールに籠もる熱気が嬉しくて。

仲入り



●桂三四郎『甚五郎の京人形』

仲入り後は一点しっとりと講釈ネタ。『扇の的』と同じく、同期の講談師・旭堂南龍先生からとのこと。
もちろん三四郎師のことだから、しっかりと落語に仕立て直している。

若き日の甚五郎が出てくる噺は初めてで、実に新鮮。舞台は京都。
前半はまるっきり『明烏』で、仕事に打ち込む真面目人間の甚五郎が島原に連れて行かれる。そこから『立ち切れ線香』のような悲しい展開から一転、最後にはびっくりの種明かし、という流れ。

三四郎師の地語りはさらに美しく、さっきのカップヌードルで盛り上がった会場がシーンとなる。この緊張感がたまらない。
ギャグを放り込むタイミングがまた絶妙で、同じパターンで重ねたギャグが下げにしっかりつながる。
お見事であります。

三四郎師の噺があまりにもスムースなので、すっかり忘れていたけど、地噺って難しい。
独自のギャグを入れないとつまらないし、入れ方間違えるとぶち壊しになる。だからやってる若手はそんなに多くないし、腕がない人が無理に掛けると玉砕したりする。

難易度の高いことに挑戦して、さらっとやってのけるのが三四郎師。今回も大成功でありました。三席ともまたぜひ聴いてみたい。
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おどり会じゃねえよ。

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m_shike at 21:30コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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