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2021年07月18日

久しぶりの新作・びっくりの改作 第10回 三遊の辛口 2021/07/17


久々の三遊亭朝橘師。
前から行きたかった会。なかなか都合が合わず、やっと参上。
ときん師はもっと久しぶりだな。
そしてスタジオ・フォーも久しぶり。

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会場 : スタジオ・フォー(巣鴨)

三遊亭朝橘『大目玉』
三遊亭ときん『辰巳の辻占』

仲入り

三遊亭ときん『ハマ千早』
三遊亭朝橘『宿屋の富』

木戸銭1,800円(予約)


●三遊亭朝橘『大目玉』

うわあ、痩せたなあ。いい男になったなあ。うなじがきれいで。

「円楽一門会と落語協会、圓生一門と金馬一門、その違いを楽しんで頂く会です」と会の趣旨を説明したあと、ときん師に出された宿題が「自作の新作」で、もう一席はネタおろしということで不安定。おまけにワクチン打ったばかりで副反応と大変な状況。

ものすごく久しぶりな朝橘師の新作。これは仕方噺ということでいいのかな。両目を指でグーッと広げながら進行する。目が乾くって。

人を疑わない定吉が騙されて犯罪の片棒を担がされてしまい、ちょっと可愛そうだな気もするんだけど、手を使わずに饅頭を食べるシーンに思わず爆笑。
サゲてもなんにも解決しない、救われないところがいかにも落語という感じでとてもいい。

朝橘師、二ツ目の頃はときどき新作を掛けていて、割と好きだったんですけどね。『墓穴』『また いつもの』『むずがゆい』とか。『また いつもの』はまたいつかやってほしい。

●三遊亭ときん『辰巳の辻占』

あまりご縁がなくて、たぶん真打になってからは初めて。

ネタは朝橘師からの宿題。
ここがいいとかうまいとか、よりも、佇まいというか、まとっている雰囲気の緩さが落語らしくて素敵。この雰囲気が、仲入り後に炸裂する。

仲入り

●三遊亭ときん『ハマ千早』

ベイスターズの話を振って、そのまま千早に入るのかなあと思いきや、全編ベイネタを散りばめた『ハマ千早』。こじつけ方がきっちりしてて、おまけ雰囲気はしっかり落語だからやたら可笑しい。食事に誘うのが「追浜にある青星寮の食堂」、しかも「カレーに一味唐辛子」で流石に爆笑。うーんこれが「辛口」か。多分違うな。

柳家小ゑん師の『鉄千早』とか、鈴々舎馬るこ師とか、改作の元ネタになりやすいネタではあるけど、いい出来ですなあ。

●三遊亭朝橘『宿屋の富』

まくら「母と宝くじ」がやたら可笑しい。ちゃんと噺につながっているしね。

前半のほら話はもう少し盛り付けてもいいんじゃないかと思ったけど、後半、神社の境内のシーンが賑やかにいきいきと充実していて、ああこれで正解なんだなと思った。終わってみたらぴったり20時だったものね。

でも、もう少し長めのバージョンも聴いてみたいもする。やりたいことが全部やれたわけじゃないだろう。何しろネタおろしだしね。



なにかこう、朝橘師の落語に飢えている自分がいて、久しぶりに2席聴いて随分満足できた。対談などはなかったけど、ときん師とのコンビもなかなかいいです。また来たい。


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m_shike at 20:52コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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