2021年07月09日
アイドルグループデビュー曲発表 らくこのブンカpresents ちょちょら組DX 2021/07/03
久しぶりのなかの芸能小劇場。
アイドルグループちょちょら組のデビュー曲発表とな?
アイドルグループちょちょら組のデビュー曲発表とな?
会場 : なかの芸能小劇場
楽屋一同 しきgirl発表会
立川かしめ 『からぬけ』
三遊亭ぽん太 『夏の医者』
立川こしら 『時そば』
仲入り
柳亭信楽 『めぐみさん』
橘家文吾 『星野屋』
木戸銭2,000円(予約)
●楽屋一同 しきgirl発表会
着流しのちょちょら組四人衆が登場。文吾さんとかしめさんはスリッパ。そこに特別ゲストの立川こしら師。
四人で歌うのかと思ったら「飛沫が飛ぶので」とCDを流す。
曲?うーん。ま、ある意味アイドルっぽいのかも知れない。「日本には四季がある」だそうです。
というか、曲に合わせて踊ってこそアイドルでしょう。なんでスリッパよ。
こういうときのこしら師のコメントは見事なまでに面白い。
●立川かしめ 『からぬけ』
早着替えなので袴がちゃんと履けていない。というのを見せびらかす。この噺はかしめさんの得意ネタ、なんだけど、細かいところにちょこちょこ手を入れて更にパワーアップ。
あの「にゃーんだ?」は反則だよなあ。何度聴いても爆笑。
●三遊亭ぽん太 『夏の医者』
珍品担当という、わりとしんどいポジションのぽん太さん、今回も良いチョイス。田舎ののどかな雰囲気がきちんと描けているし、人物もしっかり滑稽に仕上げているので、いい気持ちになりながら笑える。お上手。
●立川こしら 『時そば』
まくらはもちろんめちゃくちゃ面白い。いつもの「皐月の鯉の〜」から、なんと時そば。そば屋のオヤジが「もうすぐ夏ですけど、いいんですかい」と。
これだけでも面白いのに、なんと、噺が飛んだ。
なんとか噺に戻ろうともがき苦しむ姿が最高に面白い。客席が波打って大笑い。
なんとか話に戻れて、そこからも爆笑の連続なんだけど、やはり前半の苦闘が最高でしたな。
仲入り
●柳亭信楽 『めぐみさん』
信楽さんの新作は外れがないなあ。怪談仕立てにして、怖くなるのかなと思ったら大爆笑の仕掛けが乗っかってくる。「幽霊が迫ってきて、何故か遠ざかる」このアイディアは素晴らしい。
そんでもって、オチはちゃんとホラー。
とにかく噺として整っていて完成度が高い。ギミックをしっかりストーリーにはめ込んでいるところがいい。
●橘家文吾 『星野屋』
「われわれ『ちょちょら組』は古典・新作・珍品・改作。さらに今日は新たにこしら師匠の「あやふや」」ぶははは。ちょっと声を作り過ぎのような気がするけど、なにより歯切れの良さが聴き心地の良さにつながっている。
アイドル仕立てはまあシャレで、落語はそれぞれ四人四様それぞれに楽しい。それぞれに引き出しが多いので飽きない。全メンバーがもっと聴いてみたいと思わせるのがすごい。
そして立川こしら師匠。ありとあらゆる意味で最強。とにかく笑いたいと思ったらこの師匠だよなあ。