2020年11月29日

週四席ネタおろしに挑む! 寸志ねたおろし! 2020/11/28 #立川寸志


水曜日に『柳田格之進』と『三年目』を師匠・立川談四楼の前でネタおろしして、この日土曜日に『王子の狐』と『しの字嫌い』をネタおろし。

ご本人はスケジュール調整ミスと言っていたが、よく挑んだものだ。
20201128_201509_HDR~3
会場 : お江戸日本橋亭

立川寸志『しの字嫌い』
立川半四楼『道具屋』
立川寸志『武助馬』

仲入り

立川寸志『王子の狐』

木戸銭1,500円(予約)


●立川寸志『しの字嫌い』

会の趣旨から「縁起担ぎの不思議」についてのまくらでしっかり笑わせておいて、噺へ。

商家の主人は寸志さんの得意とするところ。権助も程よくワイルドで下品すぎない。独自のくすぐり連発も楽しい。
終盤、寸志さんにしては珍しいミスもさっと畳んでしまい、いつものように、レベル高いネタおろし完了。

●立川半四楼『道具屋』

じわじわと成長中だけど、今日はちょっとリズムが。

●立川寸志『武助馬』

『しの字嫌い』のミスについてこの噺の難しさについて少し触れてから、久しぶりに聴く噺へ。

寸志さんは「DVDに収録したことはあるけど客前では演ってない」とのこと。それって準・ネタおろしではないですか。
武助の軽さ(特に前半、旦那を前にした台詞)と芝居の雰囲気が楽しい。「干支が続く!」ギャグは笑ったなあ。

仲入り


●立川寸志『王子の狐』

やっぱり三席目が一番充実。

王子といえば立川左談次師匠との思い出から、狸狐の話を引き出しつつ噺へ。

狐を騙す男の軽佻浮薄連発ぶりが『幇間腹』の一八みたいでなんともおかしい。

娘はわりとあっさりしていたけど、騙されたと気がついたときのリアクションで大爆笑。
帰ってきた料理屋(扇屋)主人の戒めがまたいい。こういうところきちんとしているのが寸志さん。
あとはサゲまで一直線。

今回もまた、見事なネタおろし。
わりと重めのネタおろしに取り組んできたこの会だったけど、これくらいのボリュームもいい。


来年からはちょっと趣向を変えて、いままでネタおろし2席+1だったのが、ネタおろし1になるとのこと。
ネタ、だいぶ増えたもんなあ。

もう一回聴かせて欲しい噺、たくさんありますよ。
20201129
20201128_201512_HDR
(終演後にお願いして撮影させていただきました)

※こちらの企画もよろしくお願い致します。



m_shike at 21:00コメント(0)落語 | 立川寸志 このエントリーをはてなブックマークに追加

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