2020年09月19日
この満足度! 五代目園楽一門会 主任:三遊亭圓橘 両国寄席 2020/09/13
会場の都合で独演会がお休み中なので、三遊亭圓橘師を聴きたくて、両国。

会場 : お江戸両国亭
三遊亭楽太『寄合酒』
三遊亭鳳月『大安売り』
三遊亭兼太郎『五目講釈』
三遊亭愛九『強情灸』
三遊亭好の助『道具屋』
三遊亭楽麻呂『よっちゃん』
仲入り
三遊亭全楽『子ほめ』
マギー隆司 奇術
三遊亭圓橘『悋気の火の玉』
木戸銭1,500円
●三遊亭楽太『寄合酒』
なんだろうなあこの大物感。17歳なのに。10年後どうなっているのか。●三遊亭鳳月『大安売り』
初めて。押しが強いというか、個人的にはあんまり好きなタイプではないけど、人気出るのかもしれない。●三遊亭兼太郎『五目講釈』
いやあ、見るたびに上手くなってる。身体の軸がどっしりとしていてブレないので、聴いていて疲れない。語り口も安定していて、頼もしくなってきた。これからもっと良くなるぞ。期待。
●三遊亭愛九『強情灸』
もぐさをどこにおいたのかわからない。●三遊亭好の助『道具屋』
個性と芸の幅広さが素晴らしいですね。与太郎のキャラが、実はとても新しく、楽しい。この与太郎もっともっと聴きたい。●三遊亭楽麻呂『よっちゃん』
よっちゃんは今度首相になった人のことらしい。時事ネタなのにフリで全部落ちが読めちゃうベタベタな展開はどうかと思うけど、受けてたから、まあいいのか。仲入り
●三遊亭全楽『子ほめ』
クイツキで前座噺かけてぐっと盛り上げてくれる確かな腕。さすが。今度はトリで聴きたい。●マギー隆司 奇術
マギー一門のふわふわ感。じわじわくる感じ。●三遊亭圓橘『悋気の火の玉』
時節柄待ってましたを言えないのが辛い。待ってたんだけど。まくらでときどき言葉が出てこなくて薄い間ができるけど、聴いている方は全く気にならない。
だんだん長くなる釘を打つ仕草、煙草の吸う仕草、火の玉を諭す口調のバカバカしさ。
などど、いちいちバラして記述することになんの意味もない。演じている人はかっこいいのに、出てくる人は全員可愛く愚かしい。名人による楽しい落語。宝物。
というわけで、今回も木戸銭安すぎる両国寄席を堪能しました。
兼太郎さん、好の助師、全楽師、そして圓橘師と並ぶと、ほんとに贅沢で満足度高いですわ。

来月から三遊亭圓橘師匠の会も再開です。ぜひ。
深川東京モダン館--展示・イベント
http://www.fukagawatokyo.com/exhibits_events-rakugo.html
圓橘一門会 10月3日(土)15時〜(開場14時半
第383回圓橘の会 10月24日(土)15時〜(開場14時半)