2020年09月07日

濃密な空間 軒小屋かま○ぬ 若手演芸会2020/09/05 #立川寸志


小さな会場の濃密な会。
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会場 : 軒小屋かま◯ぬ(かまわぬ) (上中里)

立川寸志『たがや』
立川寸志『火事息子』

木戸銭1,000円
こんな感じの会場。

高座の前には椅子4つ。定員は10。多分、いままで足を運んだ中で一番小さな会場。
お客の数は書かない。つばなれはしていない。でも配信で楽しまれた方が結構いるらしい。


●立川寸志『たがや』

寸志さんは神保町ぶらり寄席との掛け持ち。花火大会における着物の話から定番の玉屋鍵屋の由来から噺へ。

このネタを聴くこともなく夏が終わるのかなあと思っていたから嬉しい。

口調はいつにも増してキレッキレで、特に地語りに切れを感じた。地できれいに前を整えて、そのなかにたが屋の啖呵がどーんと前に来る。観客の無責任もいい。
ただちょっと噛んじゃったところはあったね。

●立川寸志『火事息子』

「やっぱり9月にやるもんじゃないですね。かみかみでした」と言いつつ「暑いから冬の噺いかがですか」と火事の噺へ。

ここでも地語りが、いい。江戸の火事の由来から、屋根の上を飛び回る臥煙の描写まで、美しいリズムとメロディできれいな額縁が出来上がり、そこに怒れる父親の台詞が、迫力と美しさをもってはめ込まれ、絵が完成する。

泣くでしょ。

一番ぐっと来た台詞「番頭さん、お前さんは本当に気が利きすぎるよ」。激怒のあとの、重い諦観。

泣いてしまいますよ。
まあ、自分が親不孝な人生を送っているせいもあるんだけどね。

特に冬の噺扱いしなくてもいいんじゃないですかね。これは。ただ、この尺だと掛けるところが限られちゃうのが惜しい。どこを削るかなあ。

とにかく、今年中にもう一回聴きたい。泣きたい。

濃密な落語空間の中で、いつも以上に集中してじっくりと聴き入ってしまった。でも決して疲れることなく、上質なマグロを肴にしたあとの一杯も美味かった。

いい夜でした。


梶原いろは亭の早期再開をお祈りしております。

m_shike at 06:00コメント(0)落語 | 立川寸志 このエントリーをはてなブックマークに追加

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