2020年08月23日

声の魅力を堪能 木馬亭講談会(第六回) 2020/08/22


いつもは浪曲を聴きに来る木馬亭で講談。講談会は久しぶり。
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会場 : 木馬亭(浅草)

神田伊織『三方ヶ原軍記 一言坂六騎試合』
一龍齋貞寿『お富与三郎 木更津の見染め』
神田春陽『源平盛衰記 頼朝公の御夜這い』
宝井琴調『真景累ヶ淵 豊志賀の死』

仲入り

田辺鶴遊『山田長政遠征記 シャムへ渡る』
一龍齋貞橘『勧進帳』

木戸銭2,500円


入場時に氏名と電話番号を提出。これは初めて。保健所の指導なのかな。
講談会なので、出囃子も太鼓もない。すーっと高座に上がると客が拍手、パンとやってまた拍手。
おー、講談だっ!と気合も入る。 いいね。

●神田伊織『三方ヶ原軍記 一言坂六騎試合』

躍動感あるきれいな語り口で非常に好感持てますね。

●一龍齋貞寿『お富与三郎 木更津の見染め』

大好きなのにものすごく久しぶり。くらはもちろん楽しげに。粋な恋のはなしをしっとりと。可愛くもあり、色気もあり、かっこよくもあり。すてきでございます。
 
全くの余談ですが、ゴルフの渋野日向子って貞寿先生みたいに笑うと思う。
そして貞寿先生の笑い声は、開演前の楽屋の外まで聞こえる。

●神田春陽『源平盛衰記 頼朝公の御夜這い』

「『勧進帳』が出るので」と。このネタに。なんというか、神田派の特長の一つなのか、まあコミカルで楽しい。頼朝が"ほぼバカ殿"。濡れ場の演出も入る。並の落語家では叶わぬ笑いの多さ。

楽しかったけど、他の講釈師が演じるとどんな感じなんだろう。

●宝井琴調『真景累ヶ淵 豊志賀の死』

まくらの「修行時代、北海道自転車旅行の話」がひたすら怖い。男山を飲むたびに思い出しそうだ。四谷怪談じゃないけど怪談ということで御札をもらってきたと。本編は落語に比べるとシンプルで登場人物も少なく、怖さもストレート。効果音入った。怖かった。

貞寿先生のご担当でした。

仲入り


●田辺鶴遊『山田長政遠征記 シャムへ渡る』

前に聴いたのが真打昇進前だからものすごく久しぶり。地元の静岡を中心とした史跡巡りを楽しげに語るが、要は研究熱心なんですな。船によるシャムまでの道中付け(っていうのかな?海だけど)が見事。張り扇の代わりに小拍子を使う意味はよくわからなかった。

●一龍齋貞橘『勧進帳』

個人的には、聴いたことがある話芸の芸人の中で「声のかっこよさ」では群を抜いている。
特に修羅場のリズムとメロディは、その力強さ・音楽的な楽しさがただごとではない。なまけにこのネタですから。山伏問答の緊迫感が素晴らしく、飽きさせないための「歌舞伎に絡めた入れ事」も少しもどかしく感じられるくらい。いやあ、素晴らしい。

「太陽生配信講談会貞橘12時間」など、とにかく精力的に講談に取り組む貞橘先生。
神田伯山先生で講談を発見した人たちが、一龍斎貞橘先生にたどり着いて欲しい。わりと真剣にそう思う。

というわけで、最初から最後まで、先生方の声の魅力に満たされて、大変に楽しい会でございました。

m_shike at 17:28コメント(2)講談  このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2020年08月26日 01:58
春陽さん、真面目な読物は超真面目なんですよね。
「荒茶」とかはもの凄くバカバカしくなる。
2. Posted by 4k   2020年08月31日 13:27
>>1
ああ、真面目なのも聴いてみたいですねえ。いい声です。

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