『シェアする落語』次回は7/7です。

2020年08月08日

出汁が効いた落語 赤坂ひとり寄席 雷門音助らくご会 2020/08/01


前回、緊急事態宣言のもとで、こちらの会の無観客配信を拝聴。
生は本当に久しぶり、の音助さん。
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会場 : カルチャースペース嶋(赤坂)

雷門音助『堀の内』
雷門音助『芋俵』

仲入り

雷門音助『お見立て』

木戸銭1,000円(当日)


高座の前には透明アクリル板。間隔を空けて配置された座席。
ほぼ満員なれど、そもそも定員がぐっと少ない。
最近良く見かけるスタイルの落語会。採算厳しいだろうなあ。

この時期に会を開いていただけるだけで、ありがたいことです。

音助さんはいつもの笑顔でとても元気そう。
「アクリル板に蛍光灯が映り込むんで、どうか見やすいところに移動していただいて」。
相変わらずふわりと笑わせすぎないまくらから『堀の内』は絶妙のバランス。ギャグは控えめで御祖師様までの歩く距離も短め。なのにしっかりと、一番いい頃合いに笑える。御祖師様でお坊さんが出てくるのはどこの型なのかな。

続いて泥棒のまくらをさらっと振って『芋俵』は音助さんの可愛らしさがそのまま生きる噺。俵に手を突っ込む仕草も可愛い。ちなみにこの噺のサゲは大好き。

仲入りは外出自粛期間中に稽古して、つい最近上げてもらったという『お見立て』。これもまた、極めてナチュラル。過剰な演技は一切しないのに三人のキャラが鮮やかに浮かび上がる。しかも三人のバランスがいい。 

あっさりとした味付けなのに、出汁が効いてしっかりと美味しい。
そんな音助さんの落語は、今の時代、ひょっとするのと貴重なのかもしれない。このスタイルのまま、メキメキと腕を上げている。

頼もしい。

三席しっかり楽しませていただきました。主催者の方にも感謝です。また来たいです。

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m_shike at 13:38コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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