2020年07月04日
休み明け包丁の法悦 第382回 圓橘の会 2020/06/27
3月4月5月と3ヶ月もお休みだったこの会。
座席減らして、やっと再開。
会場 : 深川東京モダン館
三遊亭萬丸『小言念仏』
三遊亭圓橘『包丁』
仲入り
三遊亭圓橘『業平文治漂流奇談 その一』
木戸銭2,500円(予約)
開口一番はこちらも久しぶりの三遊亭萬丸『小言念仏』この若さでこんな噺に挑戦する勇気とセンスがいい。最近は
でも非凡なセンスを見せつけて活躍中。
でも非凡なセンスを見せつけて活躍中。
そしていよいよ三遊亭圓橘師匠。音曲風呂からのあくび指南あたりに行くのかなと思ったら、きたっ!
三遊亭圓橘『包丁』。前に三越寄席で聴かせていただいた。久しぶり。嬉しいなあ。
冒頭の男二人の会話が粋な俗曲でも聴くような心地よさ。なのに人物描写が素晴らしい。特に久次が悪人すぎないのがいい。鰻屋の酒もうまそうだ。ここで仕込まず清元の師匠の前で「さっき兄貴から聞いたのはー」としたのはとっさのリカバリーか新しい演出なのか。どっちにしても悪くない。
飲んで唄って手を出して、引っ叩かれるその流れがあまりにも見事で、女の変わり身の早さも気にならないほど。
この会ではよくあることではあるけれど、なんというか、絶品の落語を堪能しました。
三遊亭圓橘『包丁』。前に三越寄席で聴かせていただいた。久しぶり。嬉しいなあ。
冒頭の男二人の会話が粋な俗曲でも聴くような心地よさ。なのに人物描写が素晴らしい。特に久次が悪人すぎないのがいい。鰻屋の酒もうまそうだ。ここで仕込まず清元の師匠の前で「さっき兄貴から聞いたのはー」としたのはとっさのリカバリーか新しい演出なのか。どっちにしても悪くない。
飲んで唄って手を出して、引っ叩かれるその流れがあまりにも見事で、女の変わり身の早さも気にならないほど。
この会ではよくあることではあるけれど、なんというか、絶品の落語を堪能しました。
仲入り明けてネタだし三遊亭圓橘『業平文治漂流奇談 その一』は発端も発端で、噺は殆ど見えないけど当時の混浴の様子と、女の小悪党ぶりが楽しい。もひとつ楽しいのは途中に挟まれた、師匠が若い心、SKDの司会で温泉に行ったときのエピソード。
3ヶ月のブランクはむしろいい休養だったのか。三遊亭圓橘師匠、いまが絶好調です。
しっかりと落語に酔いしれることができました。
でもこの会、次回は10月なんだよなあ。3ヶ月のブランクはむしろいい休養だったのか。三遊亭圓橘師匠、いまが絶好調です。
しっかりと落語に酔いしれることができました。