2020年01月04日
親父の愛 寸志ねたおろし! 第二十三回 2019/11/23 #立川寸志
とにかく楽しそうなのがいい立川半四楼 「たらちね」。
この手の噺はお手のもの立川寸志「棒鱈」はとにかく歌がいい。初演でもここまでやれちゃう。しかしサゲはそのまま。誰かいじらないんだろか。
一方でこちらも寸志さんにぴったり立川寸志 「疝気の虫」は大胆なサゲ。前からあるのかな?こういう仕掛けがあると寄席でも独演会でも流れにメリハリついていいよね。ネタ割れないけど能狂言とだけ言っときます。これまた初演。
仲入り挟んで人情噺、立川寸志『火事息子』はまさに涙を絞る高座。前半が長い型は三代目三木助→談志だそうだけど、それはわりとどうでもいいことで、とにかく父親の人物造形が素晴らしい。僕も親不孝な人生で、父はこの世にいないこともあり、半端なく泣いた。久しぶり。
3席振り返ると、満足感半端なく、コスパの高さが心配になる会。

