『シェアする落語』次回は7/7です。

2018年04月21日

練れてるわさび そうだじゅげむきこう 2018/01/20 わさび 一花


清瀬けやきホールはうちからかなり遠くて、移動に時間かかるし、いつも木戸銭より交通費のほうが高いのですが、この企画は毎回いいんですよ。
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春風亭一花『花色木綿』
柳家わさび『粗忽長屋』

仲入り

柳家わさび『幇間小僧』
柳家わさび『明烏』


●春風亭一花『花色木綿』
やたらいい評判を聴く前座さんで僕は初めて。
まくらではよくわかんなかったけど。噺入ったらこれは凄いや。しっかりした口調で人物描写も見事。
こりゃ逸材だ。
もう二ツ目昇進したんですよね、聴かなきゃ。

この落語会のマスコットキャラに似てるって。そーお?(笑)
20180121_001


●柳家わさび『粗忽長屋』
わりとふにゃふにゃっとしたまくらから、噺に入るときりっとする。その落差がたまらんです。余計なクスグリを入れない代わりに噺全体のリズムにどこか「わさび風」の個性が香る。食べやすい味だなと思ったらしっかり後味が残る、みたいな。


仲入り


●柳家わさび『幇間小僧』
自作の新作。子どもが上手いのはまあわかるとして、それを幇間に仕立ててしまうのは秀逸なアイディア。主役の幼稚園児も面白いけど、運転手(実は●●)のキャラが秀逸で、彼の出番をもう少し見たい。それも含めて続編希望。


●柳家わさび『明烏』
こちらは前に「やきもち」で聴いたことがある。得意ネタなんでしょう。若旦那の初心な感じはぴったりだし、何気に源兵衛太助のドスと間抜けさがいい感じにはまっていて。楽しい。


わさびさんの古典落語は、あまりいじらないように見せかけて、噺をしっかり練り直して、ところどころで自分の肉体のほうに噺を寄せているような気がする。その塩梅が絶妙で、群雄割拠状態の今の二ツ目のなかでも、幅広い層に支持される落語をかけられる人だなあと。

一方で新作は……。おっと、また今度書きますね。


というわけで次回のシェアす落語はわさびさんです。
やっぱり大人気。ご予約お早めにどうぞ!!


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20180126



m_shike at 23:03コメント(2)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2018年04月29日 21:05
練りわさび!
2. Posted by 4k    2018年04月30日 02:08
びりっと聴かせてくれます。

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