2015年12月18日
こっそり ばっちり 春風亭正太郎の十年目をこっそり祝う会 2015/12/10
大好きなのにしばらく行ってなかったなかの芸能小劇場で正太郎さん独演会とあれば、行かないとね。平日だけど幸運なことに時間取れた。
春風亭朝太郎『雑排』
春風亭一蔵『転宅』
春風亭正太郎『死神』
仲入り
翁家和助 太神楽
春風亭正太郎『子別れ』
●春風亭朝太郎『雑排』
開演間に合わず途中から。
達者達者。いいね。
●春風亭一蔵『転宅』
好きな二ツ目のひとり、一蔵さん。師匠の誕生日をぶっちぎって参戦。
ちょっと乱れたところもあったけど、やっぱりキャラがニンに合ってて楽しい。間抜けな泥棒はお手の物だねえ。
●春風亭正太郎『死神』
「十年って、いやいやそんな大したもんじゃないんです。たまたまこの会場が取れちゃったので、なんかタイトルつけなきゃ行けないなということで」。
まくらの立ち食い蕎麦屋の話が素敵に面白い。といってもここから『時そば』には行けない。ネタだししているから。正太郎さんが中学生の時に、初めて人前で掛けた噺。
本人も言っていたけどあまり向いている噺とは思えなかったのだが、死神のキャラ(笑い方とか)に正太郎さんらしい柔らかさがあり、これが不気味さに転じるところがなかなかいい。
仲入り
●翁家和助 太神楽
ピンの和助さんは初めて見た。土瓶の弦立てだけしくじったが、後は見事な技の連発。さらに漫談口調がぴたりとはまり楽しいったらありゃしない。
●春風亭正太郎『子別れ』
さすがに全部通すのは時間的に無理だけど、上は飛ばして中・下とほぼ通したロングバージョン。これが実に良かった。
雲助師の型(仕組まれて息子に再会)が元だと思うが、息子(亀)のキャラに正太郎さんらしい暖かい味付けがされており、「人情過剰」にならず、ちゃんと笑いを取りながら、すいすいと前に進んでいく。重くならない。
この方が落語だなあと感じる。うん、ちょっと泣いた。
お客さんもほぼ満員で、全体的な雰囲気のの暖かさがいかにも正太郎さんの人柄のようで。
『死神』やってもそんな感じなんですよ。
で、この二日後に『シェアする落語 第11回 春風亭正太郎』でございます。
開演間に合わず途中から。
達者達者。いいね。
●春風亭一蔵『転宅』
好きな二ツ目のひとり、一蔵さん。師匠の誕生日をぶっちぎって参戦。
ちょっと乱れたところもあったけど、やっぱりキャラがニンに合ってて楽しい。間抜けな泥棒はお手の物だねえ。
●春風亭正太郎『死神』
「十年って、いやいやそんな大したもんじゃないんです。たまたまこの会場が取れちゃったので、なんかタイトルつけなきゃ行けないなということで」。
まくらの立ち食い蕎麦屋の話が素敵に面白い。といってもここから『時そば』には行けない。ネタだししているから。正太郎さんが中学生の時に、初めて人前で掛けた噺。
本人も言っていたけどあまり向いている噺とは思えなかったのだが、死神のキャラ(笑い方とか)に正太郎さんらしい柔らかさがあり、これが不気味さに転じるところがなかなかいい。
仲入り
●翁家和助 太神楽
ピンの和助さんは初めて見た。土瓶の弦立てだけしくじったが、後は見事な技の連発。さらに漫談口調がぴたりとはまり楽しいったらありゃしない。
●春風亭正太郎『子別れ』
さすがに全部通すのは時間的に無理だけど、上は飛ばして中・下とほぼ通したロングバージョン。これが実に良かった。
雲助師の型(仕組まれて息子に再会)が元だと思うが、息子(亀)のキャラに正太郎さんらしい暖かい味付けがされており、「人情過剰」にならず、ちゃんと笑いを取りながら、すいすいと前に進んでいく。重くならない。
この方が落語だなあと感じる。うん、ちょっと泣いた。
お客さんもほぼ満員で、全体的な雰囲気のの暖かさがいかにも正太郎さんの人柄のようで。
『死神』やってもそんな感じなんですよ。
で、この二日後に『シェアする落語 第11回 春風亭正太郎』でございます。