2015年08月25日
持ち味発揮 桂宮治vs立川吉笑(vol.7) 2015/08/23
●桂宮治・立川吉笑 オープニングトーク
吉笑「この前このらくごカフェで三遊亭粋歌さんにトークでボコホゴにされて、今日も宮治さんにボコボコにされる」宮治「本書くんでしょ!いやー、花火散らしてるなあ!」
こんな感じのトーク。
●桂宮治『欠伸指南』(あくび指南)
まくらから毎度しっかりと客の体温を上げるような笑わせっぷり。
おなじみのこの噺、なかでもおかしいのは「落語会の最中のあくび」。これが「立川吉笑ファンが桂宮治がつまんなくてあくびする」体でやるのね。
あくびを教えるほう、教わるほう、どっちも宮治さんのキャラにはまっていて、分裂した二つの宮治さんがやり合ってるみたいだった。
まくらから毎度しっかりと客の体温を上げるような笑わせっぷり。
おなじみのこの噺、なかでもおかしいのは「落語会の最中のあくび」。これが「立川吉笑ファンが桂宮治がつまんなくてあくびする」体でやるのね。
あくびを教えるほう、教わるほう、どっちも宮治さんのキャラにはまっていて、分裂した二つの宮治さんがやり合ってるみたいだった。
●立川吉笑『約百物語』
噺のほうは『舌打たず』に出てくる「目的もなく懸命になる男たち」がグッと人数増やしてバージョンアップして、怪談風味をプラス。よくできてる。面白い。
仲入り
●立川吉笑『見たことも聞いたこともない虫』
まだ前座の頃、立川談四楼独演会でこの噺を掛けたのを聴いたのが、僕が吉笑ファンになったきっかけ。
あのころに比べるとパフォーマーとしては格段に進歩している。
が、時間がなかったのかスパッと途中で切った。ある古典落語の『序』になるところまでやってくれたら、古典好きを唸らせることもできような。ちょっと惜しい。
●桂宮治『権助芝居』
「ああいう新作をきいているとやってみたくなる。芝居も見ているとやってみたくなる」とこの噺へ。あのころに比べるとパフォーマーとしては格段に進歩している。
が、時間がなかったのかスパッと途中で切った。ある古典落語の『序』になるところまでやってくれたら、古典好きを唸らせることもできような。ちょっと惜しい。
●桂宮治『権助芝居』
昔は大衆演劇やりたかった宮治さん、この手の話はお手の物。また権助が似合うんだ。決して汚くなり過ぎないのがいい。百川の百兵衛くらいの田舎っぽさ。楽しい。
今回もしっかりと持ち味発揮で楽しい会。
でもそろそろ吉笑さんが古典やるとか、二人でコントやるとか、リレーやるとか、なんか仕掛けてほしいな。
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コメント一覧
1. Posted by ますめっど 2015年08月26日 09:14
いらしていたとは、すっかり気付かず。
ワタクシ、この会おわりで 歩いて両国亭まで行って、桂三四郎さんの会へ。
ゲストの松之丞さんがハマっていましたよ。
ワタクシ、この会おわりで 歩いて両国亭まで行って、桂三四郎さんの会へ。
ゲストの松之丞さんがハマっていましたよ。
2. Posted by 4k
2015年08月26日 10:38
こちらこそご挨拶できず。すみません。
三四郎さんの会行きたかったんですが。諸事情で断念でした。
三四郎さんの会行きたかったんですが。諸事情で断念でした。