『シェアする落語』次回は7/7です。

2015年08月25日

持ち味発揮 桂宮治vs立川吉笑(vol.7) 2015/08/23


もう7回目だって!
俺、毎回聴いている!
2015年08月02日16時37分43秒

桂宮治・立川吉笑 オープニングトーク
桂宮治『欠伸指南』(あくび指南)
立川吉笑『約百物語』

仲入り

立川吉笑『見たことも聞いたこともない虫』
桂宮治『権助芝居』



●桂宮治・立川吉笑 オープニングトーク
吉笑「この前このらくごカフェで三遊亭粋歌さんにトークでボコホゴにされて、今日も宮治さんにボコボコにされる」
宮治「本書くんでしょ!いやー、花火散らしてるなあ!」

こんな感じのトーク。


●桂宮治『欠伸指南』(あくび指南)
まくらから毎度しっかりと客の体温を上げるような笑わせっぷり。
おなじみのこの噺、なかでもおかしいのは「落語会の最中のあくび」。これが「立川吉笑ファンが桂宮治がつまんなくてあくびする」体でやるのね。

あくびを教えるほう、教わるほう、どっちも宮治さんのキャラにはまっていて、分裂した二つの宮治さんがやり合ってるみたいだった。 


●立川吉笑『約百物語』
ほんと吉笑さんのまくらは面白くなった。高校の野球部で鳥羽高校と対戦した話、笑った笑った。
噺のほうは『舌打たず』に出てくる「目的もなく懸命になる男たち」がグッと人数増やしてバージョンアップして、怪談風味をプラス。よくできてる。面白い。

仲入り


●立川吉笑『見たことも聞いたこともない虫』
まだ前座の頃、立川談四楼独演会でこの噺を掛けたのを聴いたのが、僕が吉笑ファンになったきっかけ。
あのころに比べるとパフォーマーとしては格段に進歩している。

が、時間がなかったのかスパッと途中で切った。ある古典落語の『序』になるところまでやってくれたら、古典好きを唸らせることもできような。ちょっと惜しい。


●桂宮治『権助芝居』
「ああいう新作をきいているとやってみたくなる。芝居も見ているとやってみたくなる」とこの噺へ。
昔は大衆演劇やりたかった宮治さん、この手の話はお手の物。また権助が似合うんだ。決して汚くなり過ぎないのがいい。百川の百兵衛くらいの田舎っぽさ。楽しい。 


今回もしっかりと持ち味発揮で楽しい会。
でもそろそろ吉笑さんが古典やるとか、二人でコントやるとか、リレーやるとか、なんか仕掛けてほしいな。 

m_shike at 22:12コメント(2)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2015年08月26日 09:14
いらしていたとは、すっかり気付かず。
ワタクシ、この会おわりで 歩いて両国亭まで行って、桂三四郎さんの会へ。
ゲストの松之丞さんがハマっていましたよ。
2. Posted by 4k    2015年08月26日 10:38
こちらこそご挨拶できず。すみません。
三四郎さんの会行きたかったんですが。諸事情で断念でした。

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