『シェアする落語』次回は7/7です。

2014年09月21日

裏を返さないと分からないもの シェアする落語 第7回 桂宮治 2014/09/13


主宰者のひそかな楽しみ。
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楽屋から見る熱演。

前回(第2回・2013年1月)は、キッチンから見ていたなあ。
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青楓亭ってこんなところだったんです。
「隙間から覗く熱演」の愉悦『シェアする落語 第2回 桂宮治』2013/01/12:裏[4k] 

というわけで会場を変えて、宮治さん二回目の登場。

シェアする落語 第7回  桂宮治 2014/09/13
会場 古石場文化センター

四家正紀 前説
雷門音助 『子ほめ』
桂宮治 『百川』

 お仲入り

桂宮治・四家正紀 『シェアタイム』(対談)
桂宮治 『大工調べ』 
 

●四家正紀 前説
今回は幕前で前説。
まあ、紙を見ながらの喋りで、ふつうの素人ですね。

でも幕の中に戻って幕引きやるのを忘れて最後列のビデオカメラの様子見に行っちゃったのはここだけの秘密です。音助さんドキドキさせたかもしれない。出囃子の最中に小走りで楽屋に戻って 、紐引っ張りました。メクリは音助さんに任せた。

そのメクリ、セッティングが微妙に間違ってて、あとから皆さんの写真を見るとあまりかっこよくない。なかなかうまくいかない。
 

●雷門音助 『子ほめ』
『シェアする落語』初の前座登場。
聴くのは2回目。口跡鮮やかで聴きやすく、ちゃんと受けていた。
前座仕事もしっかりやってもらって今回はほんと楽でございました。
可愛いし、モテそうだなあ。

楽屋から宮治さんを凝視してました。その姿が、よかった。
「寄席は仕事しながらですし、どうしても遠いですから」と。

宮治さんも、音助さんを良く可愛がるんですよ。その姿はいいなあと。


●桂宮治 『百川』
前半はもう完全に漫談。それもここには一言も書けないような落語会テレビ界講談界インサイドトーク。これがもうすさまじく受ける。でも、全然シェアできないことばっかり。
もうね、客が笑い痺れてるの。さんざん笑い疲れさせておいてから、結構端正な百川。それもなかなかな弛まない。残念な言い間違いもあったけど「うっひゃ」で客席一体の笑いがどっかーんと楽屋まで来て、主催者として大満足。


 お仲入り



●桂宮治・四家正紀 『シェアタイム』(対談)
四家のトークが前回(三遊亭粋歌さん出演)よりひどくなってる。語尾飲んでるし急に早口になるし。
でも話したいことは、まあまとめられたかな。

『シェアする落語』第1回・第2回の会場であり、落語会主催者としての僕の母校である、今はなき「青楓亭」の差配人・森江さんにもご登場いただいて、思い出話などもお伺いした。
ありがとうございました。

ちなみに金屏風を外したのは、お客様による撮影のためです。逆光になっちゃうんで。
効果はどうだったでしょうか。


●桂宮治 『大工調べ』 
前に聞いたときはほぼネタおろしだったということもあるけど、明らかに上手くなってる。言い立てが終わると一瞬シーンとなって、噺の邪魔しちゃいけないと思いつつも起き上がる中手(拍手)。それくらい見事だった。ま、ちょっと間違えてるみたいだけど。

ただ、宮治さんの本領はこのあと。妙にオカマっぽい与太郎にこそその魅力が濃縮されている。やっぱり宮治さんは「困っている人」が抜群にうまい。『強情灸』『蝦蟇の油』。


というわけで、打ち上げも大変盛り上がり、無事にお開き。
今回は『噺家が闇夜にコソコソ』で宮治さんを知った人に、落語家・桂宮治のファンになってもらうことをひとつの目標にしていたので、これはある程度達成できた気がする。念願の前座さんを呼ぶこともできたし。

まあ1年8ヶ月ぶりに「裏を返す」つまり2度目の出演をしてくれた宮治さんの成長ぶりに比べると、こっちの進歩は遅々たるものではありますが。


で、お陰様で今回も数多くのツイート・ブログ・他いろいろご感想お寄せいただいております。
まあ、あれだ。 この企画、まだ続けてもよさそうだ。
次回は来年です。また面白い人連れてきます。

また告知しますので、ご予約お待ちしております。

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m_shike at 21:30コメント(3)トラックバック(0)落語 | シェアする落語 このエントリーをはてなブックマークに追加

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コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2014年09月22日 00:47
宮治さんは、本当にスゴくなってきておりますね。
夏のお台場では関心させられました。
落語のキャリアは短いですが、人としてのキャリアが出ているんでしょうね。
普段落語を聞かないよう人やお子さん相手でも、皆を納得させてました。
その手のことやったら一之輔さんにもひけをとらないと、思いましたね。
音助くん一年くらい見てないですが、成長してるんでしょうね。
2. Posted by 4k    2014年09月22日 00:57
「人としてのキャリア」全くその通りです。
宮治さんがこの調子で頑張れば落語人口は増えます。今回実感したことです。

音助さん、以前聴いた時より進歩してます。これもひょっとして宮治効果かもしれません。

芸協若手はほんと面白いです。落語協会も立川流も面白いですが芸協はなんか、束になっている感じがします。
3. Posted by ますめっど   2014年09月22日 01:30
道楽亭の橋本さんも芸協の若手にはそんなことを言っておりましたね。
辛口の松之丞さんは、落語協会の二ツ目の差が激しいと言ってましたね。
内にいる人間も感じでいるみたいですね。

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