2014年01月27日

シェアする落語 もイジられた! 第十五回 宮治展 桂宮治 ゲスト立川談吉


一年ぶりの宮治展。前回のゲストはらく兵さんだったんだよ。
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桂宮治『持参金(金は廻る)』
桂宮治『権助提灯』

仲入り

立川談吉『粗忽長屋』
桂宮治『花色木綿』




●桂宮治『持参金(金は廻る)』
ここは前座時代から続く、宮治さんのホームグラウンド。それゆえか、まくらは宮治さんお得意の落語業界の悪口大会(実態は愛情あふれるホラ話だったりするのだが)。らく兵さんの話も出ました、ええ。さんざん悪口言った後で「でも戻ってきますよ。間違いなく」と。
その後いろんな悪口が続いた後「今の話、ツイートしちゃだめよ。いるんですよもうどんどん書いちゃう人が、シェアする落語とかやっててね」と、なんとあたくし4kも俎上に。5分近くシェアする落語ともどもいじって頂いた。
「もう二度と呼ばれないから安心して喋れる」とか抜かしたので「また呼んじゃうぞー」と声をかけたら「でねーよー」。なんだこのコール&レスポンス。光栄ですがな。
噺のほうはそつなくこなして楽しかったけど、まくらでなんか笑い疲れちゃって。ちょっと暴走しすぎたんじゃないかな


●桂宮治『権助提灯』
一度引っ込んでまた出囃子に乗って登場。この日の三席の中ではこれが一番良かった。権助みたいな怪人と旦那の掛け合いには、宮治さんの技術が目一杯生きる。「あまっこー」(どんどんどんどん)「あまっこー」。


●立川談吉『粗忽長屋』
一席目のまくらで「売れっ子で金持ちで天狗になっている」といじられた談吉さん「いやあ凄いですねえ。悪口で40分持つんですねえ。天狗になれるわけないだろ!」。
『恋の山手線』から『粗忽長屋』の流れは悪くないけど、家元・立川談志の形見分けだという着物が身体に合ってなくて、気になっちゃって個人的にはいまひとつ楽しめず。
宮治ファンの皆さんの評判は悪くなかったみたい。



仲入り


●桂宮治『花色木綿』(出来心)
ネタおろしでここまで持ってくるのが宮治さん。三席目の疲れも見せず愛嬌たっぷりいつもの熱演。花色木綿の連呼がたまらなくおかしい。ここからどこをいじってレベルを上げてくるのかよくわからないけど、大家の台詞には工夫の余地があるのかもしれない。


良心的な価格(1200円)にこの顔付け、やっぱり大入りの満員。素晴らしい会だと思いますが、なぜか出囃子の音を毎回のように間違えるのはナゼ?面白いからいいんですけどね。


ものすごく打上げに出たかったけど、次の会のために退席。 

m_shike at 09:00コメント(2)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2014年01月27日 12:55
宮治さんのお客さんひとりいじり、出ましたね。
ワタクシもいつかいじられたいかぎりです。
2. Posted by 4k    2014年01月28日 09:04
高座からみて目立つところに座ったので、宮治さんもついいじっちゃったみたいです。ちょっと引っ張りすぎて分かりにくい話になっちゃいましたけどね。

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