2013年09月03日

50%×2 立川談吉100% vol.11 13/08/28


職場が渋谷になったので、新宿まで一本で行けるようになり、久しぶりのミュージック・テイト
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立川談吉 『釜泥』
立川春樹 『平林』
仲入り
立川春樹 『桑名舟(鮫講釈)』
立川談吉 『竹の水仙 』


●立川談吉 釜泥
やや鼻声、いつものたわいもないまくら。しかしどこかに余裕が感じられる。頼もしい。「本日の二席目と三席目は完璧」と断言。あーなんか企んでいるな。

それにしてもなんで談吉さんは泥棒噺がうまいのか。こんな、爺さんが釜に入るところ絶妙。始まったころからオチが見えている話がたまらなく面白い。聴いていてニコニコしてしまう。やがてそれが爆笑に。爺さんが釜に入るところなんか最高。

あとで気が付いたがこのシリーズの第一回の初っ端で掛けたのね。あの日は途中から行ったから分かんなかった。

そして引っ込んでしまった。あれ?


●立川春樹 平林
まさかのゲスト登場。初めて開催する独演会の宣伝のために出るという話だったが予約完売となったので(凄い)、出なくても良くなったのだけど「お前こういう時はでなくちゃ」と談吉さんに言われて出演。
素直な可愛らしさが、爽やか。


仲入り

●立川春樹 『桑名舟』(鮫講釈)
出ました師匠談春師の得意ネタ。講釈は大したもの。もっと受けてもいい気がするけど、前座としてあまり押してないからかも知れない。その辺はよく分からない。


●立川談吉 竹の水仙 
こちらの教養がなくてうまいかどうかは分からないけど、実にいい感じの都々逸を唸ったあと、こちらはすぐわかった。浪曲入り 竹の水仙はやはりこのシリーズ第一回で掛けたネタ。

なんだろう、この余裕は。一席目よりも更に余裕が。
もともと得意ネタではあったけれど、前のように「力一杯思い切りの爽やかさ」よりも「うまさ」が先に来るというか、たぶんこれよりもっと調子が悪くても、あるいは800人の客の前でも噺をしっかりと、生き生きとコントロールできるだろうと思わせる余裕があった。

貫禄とか風格というのは早いと思うけど、成長しているのは明らかで、若い落語家を応援することの喜びまで味わえた気がする。

100%と言いつつ出番は半分だから50%。でも春樹さんも良かったので×2としておきましょうか。

10/5の談吉百席も楽しみにしておきましょう。
 

m_shike at 07:30コメント(0)トラックバック(0)落語  このエントリーをはてなブックマークに追加

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