2013年08月29日
[雑記]ブロガーサミットを終えて
勤務先であるアジャイルメディア・ネットワーク株式会社主催『ブロガーサミット2013』無事終了しました。
わたくし四家正紀も、モデレーターやったり、裏方やったりしておりました。
ご来場の皆様ありがとうございました。

以下、考えたことなど。
●ボランティアスタッフの方々
以前からアジャイルメディア・ネットワーク主催のイベントでボランティアが活躍しているのは何となく知っていましたが、ご一緒させていただいて驚きました。朝10時から夜21時過ぎまで、もう半端ない大活躍です。
「ブロガーサミット」でボランティアスタッフを体験 #ブロガーサミット | ねんざブログ
こちらの記事ご覧ください。これだけの働きをして、かつこのブログを書くための写真も撮っているわけですよ。驚きますよ。
本当に凄い方々です。ボランティアの皆さんには心から感謝です。
ちなみに社員スタッフのみんなも、ものすごく働いていましたよ。
なんで私は徳力さんのむやみやたらと無茶なイベントの運営ばかりしてしまうのか #ブロガーサミット | etekichi.com
●[箱]ものくろぼっくす おおひがしさんとお目にかかれた
ボランティアスタッフのなかに、どうしてもお目にかかりたい方がいました。
[箱] ”ひとりぼっち”から社会と「つながっている」と希望の光をみた ー ブログの素晴らしさ ー #ブロガーサミット | [箱]ものくろぼっくす
僕はこのエントリーに感激して、ツイッターで紹介させていただき、交流が始まりました。
今回初めて直接お話しさせていただき、さらに感激しました。
感激とともに、これからのブログを考える上でヒントとなる話がどんどん出てきたのです。
[箱] 会いたいと思うこと、思われること。ブログを通じての出会いはなぜ特別な感覚なのか? #ブロガーサミット | [箱]ものくろぼっくす
一つだけ言うと「闘病・看病体験に関するブログ記事を書くことは、そのまま必ず誰かの役に立つ」ということです。おおひがしさんの場合、非常にカミングアウトしにくい、世間の偏見の強い病気だっただけに、患者の方を中心に大きな反響があったそうで、初めてお会いした方にも「私も同じ病気です。勇気づけられました」とお礼されることがあるそうです。
さらに、闘病の過程だけを記すのではなく、自分の好きなテーマで書き続けることで(おおひがしさんの場合は「親指シフト」など)についても綴り続けることで、同じ病気と闘う患者の皆さんに治癒した後の生活をイメージしてもらい、さらに勇気づけることもできます。
さらに、たとえば親指シフトに興味を持ってこのブログに来た読者にも、て、病気についての知識を深めるきっかけにもなるわけです。
オーシャンブリッジ高山のブログ
その闘病記事はマスコミにも大きく取り上げられました。高山さんは別の病気で再度入院されましたが、快方に向かわれているとのことです。
くりおね あくえりあむ
2005年に書かれた闘病記事がいまだ上位ランクを占めています。
こんなことができるのはブログしかありません。個人をキーにして異なるジャンルがクロスすることにより、新しい価値が生まれるわけです。
ご来場者の感想記事から。
その通りではないかと。そしてこれは「穴埋め」の話にもつながるわけです。
大きなヒントをもらった気がしています。おおひがしさん、ありがとうございました。これからもご自身のペースでいろいろ書いてください。読者として勝手に期待させていただきます。
●コンテンツとコンテンツが出会う仕組み
自分が担当したセッションは、慣れぬモデレーター仕事にアップアップで、あんまり内容を覚えていないのです
なんかもうアップアップでパネリストの皆さんに助けられながらん進行しました。
その中でも、皆さんによる「読まれるべき記事がもっと読まれる仕組み」の開発に関するお話が一番印象に残っております。
東京都中央区の美味しいブログ - Yahoo!ブログ
東京都中央区のグルメ情報が集められている。日本のあちこちにある「中央区」と区別するため、手作業による分類を実施しているとのこと。ブロガーが何気に書いたグルメ記事の価値がぐっと上がる仕組み。
僕としては、ブロガーが記事を書くだけでそのテーマに興味を持つ人の画面に表示されるような機能がもっと欲しいと思います。キュレーションなんてレベルではなくて、もっと自動的に、かつプラットフォームをまたいで機能する仕組み。現在ツイッターのハッシュタグがやっていることが。もっとスマートに実現しないものかと。
落語についてのブログ記事が横ぐしで括られて表示されたら、落語好きな人は読みたいと思うし、広告ビジネスの可能性もまた出てきます。
●高齢化上等、来たれ人生のベテラン
これもいろいろ言われていたみたいなのですが、僕は思うのです。むしろ若いでしょ、と。
平均寿命が80前後なわけですから。
むしろもっと高齢者にブログ書いてほしいですわ、と、初心者向けガイドブックを作りシニア団体に働き掛けているgooブログさんの取り組みを見て思いました。
こちらの知らない、長い人生掛けてため込んできた知見とか、あると思うのですよ。
後進に残してくださいよ。書けば残るのですよ(ブログサービス終わらない限りは)。
残念ながら更新はほぼ終了していますが、ものすごく好きなブログを紹介します。
卒寿フクヲの人生回顧録
3年前に天寿を全うされた元炭鉱マンのフクヲさんによる人生回顧録です。B5ノート4冊に書かれたものをお孫さんがブログに掲載していったものです。
これがもう、実に面白い!
誕生から小学校、就職、陸軍入隊、炭鉱に就職、満州へといったフクヲさん波乱万丈の人生が、自然に香るユーモアとともに、あくまで淡々と語られています。
僕も自分の父親にもっと昔話を聞いておくべきだったと後悔しています。できれば自らの手で、人生のベテランに、ブログ書いてほしいなあと思います。
(それにしても本当に高齢化してるんですかね?わりとと若い人も多かったような。1000人近い方が広い会場にお見えになってますから、見ただけじゃ傾向なんてわかりませんよね)
というわけで、ちっともイベントレポートになっていませんが、他にいっぱい記事出ていますからね。
あとはこちらでお楽しみください。
【議事録】高齢化が進む #ブロガーサミット に行ったら楽しかった - NAVER まとめ
改めて、ご来場の皆様、ご登壇の皆様、ボランティアの皆様ありがとうございました
以前からアジャイルメディア・ネットワーク主催のイベントでボランティアが活躍しているのは何となく知っていましたが、ご一緒させていただいて驚きました。朝10時から夜21時過ぎまで、もう半端ない大活躍です。
こちらの記事ご覧ください。これだけの働きをして、かつこのブログを書くための写真も撮っているわけですよ。驚きますよ。
面白いなあ、とおもったのはこういうイベントの会場設置とかって普通はスマホいじって写真撮ってたりすると「作業しろ、手をうごかせ!」と怒られそうなもんですが、このイベントの会場設営では誰もそんなこと言わない。ボランティアスタッフもブロガー同士なので暗黙の了解と言うか、なるほどブロガーサミットだもんね、といった感じがしました。
本当に凄い方々です。ボランティアの皆さんには心から感謝です。
ちなみに社員スタッフのみんなも、ものすごく働いていましたよ。
●[箱]ものくろぼっくす おおひがしさんとお目にかかれた
ボランティアスタッフのなかに、どうしてもお目にかかりたい方がいました。
僕はこのエントリーに感激して、ツイッターで紹介させていただき、交流が始まりました。
今回初めて直接お話しさせていただき、さらに感激しました。
感激とともに、これからのブログを考える上でヒントとなる話がどんどん出てきたのです。
一つだけ言うと「闘病・看病体験に関するブログ記事を書くことは、そのまま必ず誰かの役に立つ」ということです。おおひがしさんの場合、非常にカミングアウトしにくい、世間の偏見の強い病気だっただけに、患者の方を中心に大きな反響があったそうで、初めてお会いした方にも「私も同じ病気です。勇気づけられました」とお礼されることがあるそうです。
さらに、闘病の過程だけを記すのではなく、自分の好きなテーマで書き続けることで(おおひがしさんの場合は「親指シフト」など)についても綴り続けることで、同じ病気と闘う患者の皆さんに治癒した後の生活をイメージしてもらい、さらに勇気づけることもできます。
さらに、たとえば親指シフトに興味を持ってこのブログに来た読者にも、て、病気についての知識を深めるきっかけにもなるわけです。
その闘病記事はマスコミにも大きく取り上げられました。高山さんは別の病気で再度入院されましたが、快方に向かわれているとのことです。
2005年に書かれた闘病記事がいまだ上位ランクを占めています。
こんなことができるのはブログしかありません。個人をキーにして異なるジャンルがクロスすることにより、新しい価値が生まれるわけです。
ご来場者の感想記事から。
ぼくがガッツリブログにハマったのは、睡眠時無呼吸症候群の患者のブログ群に出会ったことだ。「病気」の情報は、インターネットにあふれているが、信用出来ない。 特定の療法に誘導するものが多いのである。 しかし、数多くの同病の患者さんのブログを見て、ぼくは指針を見出すことができ、勇気付けられた。 なにしろ、CPAPをバッテリー駆動してバイクでツーリングに行く人もいたのである。ぼくにとってのブログの意味は、ことさらに面白いことを書くことでも、PVを増やすことでも、マネタイズすることでもなく、今の自分に必要な情報を共有することだ。 こっちの使い方の方が(優劣をつける必要もないが)メジャーじゃないだろうか。イジハピ! : 【第421回】【ブログについて(3)】ブロガーサミット2013に参加しました
その通りではないかと。そしてこれは「穴埋め」の話にもつながるわけです。
大きなヒントをもらった気がしています。おおひがしさん、ありがとうございました。これからもご自身のペースでいろいろ書いてください。読者として勝手に期待させていただきます。
●コンテンツとコンテンツが出会う仕組み
自分が担当したセッションは、慣れぬモデレーター仕事にアップアップで、あんまり内容を覚えていないのです
なんかもうアップアップでパネリストの皆さんに助けられながらん進行しました。
その中でも、皆さんによる「読まれるべき記事がもっと読まれる仕組み」の開発に関するお話が一番印象に残っております。
東京都中央区のグルメ情報が集められている。日本のあちこちにある「中央区」と区別するため、手作業による分類を実施しているとのこと。ブロガーが何気に書いたグルメ記事の価値がぐっと上がる仕組み。
僕としては、ブロガーが記事を書くだけでそのテーマに興味を持つ人の画面に表示されるような機能がもっと欲しいと思います。キュレーションなんてレベルではなくて、もっと自動的に、かつプラットフォームをまたいで機能する仕組み。現在ツイッターのハッシュタグがやっていることが。もっとスマートに実現しないものかと。
落語についてのブログ記事が横ぐしで括られて表示されたら、落語好きな人は読みたいと思うし、広告ビジネスの可能性もまた出てきます。
●高齢化上等、来たれ人生のベテラン
これもいろいろ言われていたみたいなのですが、僕は思うのです。むしろ若いでしょ、と。
平均寿命が80前後なわけですから。
むしろもっと高齢者にブログ書いてほしいですわ、と、初心者向けガイドブックを作りシニア団体に働き掛けているgooブログさんの取り組みを見て思いました。
こちらの知らない、長い人生掛けてため込んできた知見とか、あると思うのですよ。
後進に残してくださいよ。書けば残るのですよ(ブログサービス終わらない限りは)。
残念ながら更新はほぼ終了していますが、ものすごく好きなブログを紹介します。
3年前に天寿を全うされた元炭鉱マンのフクヲさんによる人生回顧録です。B5ノート4冊に書かれたものをお孫さんがブログに掲載していったものです。
これがもう、実に面白い!
誕生から小学校、就職、陸軍入隊、炭鉱に就職、満州へといったフクヲさん波乱万丈の人生が、自然に香るユーモアとともに、あくまで淡々と語られています。
僕も自分の父親にもっと昔話を聞いておくべきだったと後悔しています。できれば自らの手で、人生のベテランに、ブログ書いてほしいなあと思います。
(それにしても本当に高齢化してるんですかね?わりとと若い人も多かったような。1000人近い方が広い会場にお見えになってますから、見ただけじゃ傾向なんてわかりませんよね)
というわけで、ちっともイベントレポートになっていませんが、他にいっぱい記事出ていますからね。
あとはこちらでお楽しみください。
改めて、ご来場の皆様、ご登壇の皆様、ボランティアの皆様ありがとうございました