2013年06月17日

ラグビー日本代表についてちょっとメモ


ブリティッシュ・ライオンズのため主力を欠いていたとはいえ、六か国対抗の王者ウェールズに完勝という歴史的快挙を成し遂げたラグビー日本代表について、なにやら意見がある人がいるみたいですね。

 



確かに所属協会主義というのはちと分かりにくい。
ラグビー

以下の条件のうち少なくとも1つを満たす者が代表資格を持つ。
なお、保持する国籍に関係なく、充足すれば資格が付与される。
ただし、1つの国・地域で代表、A代表、または7人制試合の代表に選ばれた者は、代表とした国・地域のラグビー協会および国際ラグビー評議会が認めなければ、他の国・地域で代表になることはできない。

その国・地域で出生したこと。
両親および祖父母のうち少なくとも1人が、その国・地域で出生したこと。
その国・地域に36か月以上継続して居住しつづけていること。

ナショナルチーム - Wikipedia

しかし、何やら意見のある人は、アンドリュー・マコーミックのことも、シナリ・ラトゥのことも知らない。つまり、こうしたご意見が今頃出てくる背景には、弱すぎる日本代表が、全く注目を集めてこなかったという現実があるわけです。サッカーと違い毎回のようにW杯に出場しながら(つまり出場までの難易度は低いということです)、5大会連続で勝ち星なしなのですから。

今回のような強力なアップセットがあって初めて、世間に注目してもらえたのです。やはりスポーツは、国代表のチームが勝って初めて注目される。サッカーだってかつてはそうでした。


いろんな意見が出てくるだけ、ありがたいと思わなきゃ。

僕だって、過去の外国人起用に違和感がなかったわけではないです。第4回W杯のジョセフやバショップの起用は納得いかなかった。海外からは「チェリー・ブラックス」と嘲笑され、しかも、勝てなかった。
オーストラリアだってアルゼンチン代表経験のあるノリエガを使ってましたから、アンフェアではないのですが。
現在のルールでは(上記の通り)どこかの国の代表経験者は他の国では代表になれないことになっており、これは正しいと思います。

とはいえ、個人的には、国籍という政治ルールよりも上位に所属協会主義という独自のルールを持つラグビーは素敵だと思いますよ。国より、国のために身を挺する仲間こそ大事だ。という風に捉えられますから。

ま、何かの理由でラグビーが国籍主義に転じたとしても、やや残念ではあるものの、僕はラグビーが好きなままでしょうけどね。

ただ現状でも、すでに多くの海外から来たラグビー選手が日本に帰化しています。国籍を移しても見た目は変わりませんから、国籍主義に切り替えたところで、今回のジャパンに違和感を持つ人は、結局違和感を持ったままでしょう。

違和感を持つのは結構なことです。ありがたいことです。何しろずっと無視されてきたのですから。

ただ、できれば、マコーミックやラトゥのことも知ってほしいな、とは思います。文化は歴史の上に築かれるからです。そして今回のことに腹を立てたラグビーファンは、怒るくらいだったら、是非ジャパンの歴史をもっと語るようにしましょうや。


m_shike at 22:30コメント(0)トラックバック(0)スポーツ  このエントリーをはてなブックマークに追加

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