2012年05月06日

ガマ入れと体験と凄い機械の登場!余市マイウイスキーづくり体験イベント(6)ガマ入れ・タガ締め


前回の続き。

で、ここからが体験。「ガマ入れ」をやります。
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ガマです。ガマの葉っぱ。これ、木と木の間に入って、パッキンの役目をします。
樽からウイスキーが漏れるのを防ぐわけ。



まず鏡板が入る溝の部分に入れて。
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ちなみにこれは鏡板の構造。いわゆるボンドや膠のようなものは一切使用しません。
 

さらに、側板の間にクサビのような金具を打ち込んで隙間を開けて、そこにガマの葉っぱを挟んでいく。
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こんな感じ。
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下から入れて、

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上へ引っ張る。
 
この「ガマ入れ」を全員体験させてもらう。
コンコンコンとクサビを打ち込み、隙間空いたところにガマを挟んで、クサビを抜く。
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見事に、全ての側板の間にガマが入りました。
 

これ、些細な作業ですけどね。実感できることがあるんんですよ。

こういう手作業を積み重ねないと、どんな低価格のウイスキーもできないってことです。

ブラックニッカ・クリア、コンビニにも並んでます。ご存じの通り、そんな高いもんじゃありません。
それらもみんな、ガマを挟んだこの樽で熟成されて作られているわけで、なんかそれって凄いこととだと思うのですよ。
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ガマの葉っぱ。

さて、こうして手作業でガマを入れた後には、機械が出てくるのです。

樽の側板をまとめているのはタガ。
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むかしの桶やたらいなんかだと竹製のタガが締めてあって、これを締めなおす「たがや」なんて落語に出てくる商売もあったわけですけど。こちらのタガは金属製。
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ハンマーを上から打ち込んでタガをはめていき、側板を締め上げる。

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しかし最後のタガは人手だけでは締まらない。昔は二人がかりでこの打ち込みをやっていたらしいが、そりゃ危険だったでしょう。

そこで登場するのがこの機械。
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これがまたなんというか魅力的な、ロボットチックなふるまいをするのですよ。
動画撮れば良かった。

操作はUFOキャッチャーみたいなハンドルで行います。参加者を代表して二人だけ体験。
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なんか見ているだけで怖いです。樽壊しそうで。

とまあ、この製樽が一番写真撮りましたね。完全に興奮状態。
100kgに達する樽を自在に転がし、手作業と機械で見事に甦らせる技には思い切り唸ったし、樽の香り、ガマの感触、すべてが新鮮で貴重な体験でした。

さて、樽ができたら次はなんでしょ?
これです

●体験してみたい方は、このページを時々チェックしてください
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m_shike at 15:14コメント(0)トラックバック(0) | ウイスキー このエントリーをはてなブックマークに追加

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