2012年05月06日
燃える樽!余市マイウイスキーづくり体験イベント(5)リチャー
前回の続き。
ポットスチルに石炭くべた後には、テイスティングや竹鶴邸の貴賓室見学、楽しいお食事の時間などがあったわけですが、いったん飛ばして二日目に行きます。
製樽工場です。
120421-0422小樽・余市2 |
二度の蒸溜を経て出来上がったアルコールを詰める「樽」。
樽こそがウイスキーに樽香を提供し、熟成させる「ゆりかご」なのであります。
というわけで樽のメインテナンス体験。
まず見せてもらったのは10年間、原酒を寝かし続けていた樽。



手際がいいんだ。



この丸いのが鏡板。

ここでぶわっとモルトウイスキーの豊かな芳香が。これはもう、このツアーでしか体験できない、甘く素晴らしいかおりなのです。

内側はこんな感じ。
香りはいいんたけど、この樽、10年間もの間、原酒に香りの成分を提供し続けていたので、すでにパワーが失われている。
そこで改めて樽の内側を焼いて樽の力を取り戻す。
焼きを入れることを「チャー」という。
今回は使用済樽にもう一度焼きを入れるので「リチャー」。
で、このリチャー、やはりサントリー白州蒸溜所で見たことがある。

リチャー05 posted by (C)[4k]shike
これに対して、ここ余市では専用の機械を使用する。
樽を自在に転がして機械にセット。
焼く!




はい、これが焼き入った直後の樽。さっきのモルトの香りはどこへやら。
あんだけ焼いても、炭化しているのはほんの表面。ウイスキーはずっと深くまで浸みこんでいるので、炭の部分と生木の部分、両方から成分から出ているわけだ。
あんだけ焼いても、炭化しているのはほんの表面。ウイスキーはずっと深くまで浸みこんでいるので、炭の部分と生木の部分、両方から成分から出ているわけだ。
続きます。
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