2012年05月01日

燃える石炭の熱さを体験!余市マイウイスキーづくり体験イベント(4)蒸溜


前回の続き。

麦芽から作った糖分を酵母に食わせてアルコールにした「もろみ」ができたら、ここからいよいよ蒸溜でございます。
もろみを熱して気化させて、7%程度のアルコール分を、二回の蒸留で70%近くまであげちゃう作業です。

これが余市のポットスチル。ストレート型です。複雑で強い味を生み出しやすい形。
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こちらが宮城峡。バルジ型。鏡餅みたいなかたち。
蒸溜棟

マイルドな味が特徴。
どちらも注連縄(しめなわ)がかかっているのが、造り酒屋出身の竹鶴正孝翁のスピリッツを象徴しているのであります。余市では、貯蔵庫の入り口にもこの注連縄が飾ってあります。


で、ここでは。
世界でここ余市でだけしか体験できないことが体験できます。

すなわち「ポットスチルに石炭をくべる」です。
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温度管理が難しく扱いにくい石炭直火蒸溜は、今やスコットランドでも見られなくなり、世界でどうやらここだけにしかないらしい。

さっそくやりますよ。

石炭は、別に重くはないです。
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ただ、かまどの口がかなり小さいので、スコップの先のほうだけ使うようにして、手首のスナップを聞かせないと、火が燃えているところまで届かず、手前の部分に落ちてしまい、燃えません。
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興奮しているのでかなり火に近づいてしまうわたくし。
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(by WADA-blog)

単純な作業なのにみんな興奮気味。
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さてここに疑問が。
そんなに温度管理が難しいのに、何で素人に石炭くべさせても大丈夫なのか?

実は、火加減が難しいのは最初の三時間くらいなんだそうであります。僕らが石炭くべたり、くべようとして手前に散乱させるだけだったりしているころには、実はもう温度は安定しているので、多少のことは平気なんだとか。

にしてもですね。
石炭窯の熱さを体感できるだけでも、なんかこう、訳もなく興奮しますよ。ああ今ウイスキーが生まれようとしてるんだーという実感があるのです。
IMG_4615

続きます

●体験してみたい方は、このページを時々チェックしてください
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m_shike at 01:17コメント(0)トラックバック(0) | ウイスキー このエントリーをはてなブックマークに追加

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