2012年04月26日

なんと糖化槽に侵入!余市マイウイスキーづくり体験イベント(3)糖化・醗酵


前回の続き。

ご存じのとおり、アルコール、というのは酵母に糖分を食べさせて、つまり醗酵させて作る。

麦芽の主成分はでんぷんなので、こいつを酵素の働きで糖分に変えないと醗酵しない。
この工程が「糖化」。
 R0022613
熱してお湯になった仕込み水(マザーウォーター)と、粉砕した麦芽を糖化槽(マッシュタン)に入れて糖化を促進し、出来上がった甘い麦芽ジュース(麦汁)を搾り取る。
三回に分けた糖化作業で、麦芽からほとんどのでんぷんを糖化して搾り取ってしまう。ただし三回目にとった麦汁は糖分が薄いので、そのままは使わず、次の糖化作業に使うのだとか。



この糖化槽、麦汁の絞りカスみたいなものが底にたまるので、掃除が必要なのです。
このカスは、麦汁を濾過する役割を果たすんだそうだ。偉いねえ。

というわけでここで体験。その偉いカス「ドラフ」を掃除する。

つまりね。作業が終わった糖化槽の中に入っちゃうわけですよ!
 120421-0422小樽・余市

驚いたね。こんなことさせてくれるんだ。
糖化槽掃除02

糖化槽掃除01


仕事を終えたドラフくんは結構な量があり、掃除するのも相当に手間です。

余市蒸留所 マイウイスキーづくり
こういうのはやってみないとわからない。
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(by WADA-blog)

麦汁の試飲もさせてもらいました。
麦汁ともろみ
 
甘くて香ばしくで、なかなかおいしいものです。ちょっとピンガみたいな香りがした。
 

さて糖化の後は醗酵。
R0022616
 
いよいよ酵母に糖分を食らわせてアルコールを作らせるわけです。

余市の醗酵槽はステンレス。
R0022618

これは宮城峡もそうだった。
がっちり温度管理されている。
管理
 
白州には昔ながらの木製の醗酵槽もあった。


さて余市。ガラス越しに見た酵母君は威勢よく泡を吹いていたよ。
 120421-0422小樽・余市
醗酵

この泡が落ち着いてくると、今度は乳酸菌が活躍するのだそうだ。

出来上がった「もろみ」も試飲体験。
もろみを試飲
 
ぐっとドライ。そりゃそうだ糖分はアルコールになっているわけだから。やや酸味があるのは乳酸菌なんでしょうね。

●体験してみたい方は、以下のページを時々チェックしてください募集がかかったら申し込みましょう
スケジュール|余市マイウイスキーづくり|マイウイスキーづくり体験|ニッカワールド|

m_shike at 22:56コメント(0)トラックバック(0) | ウイスキー このエントリーをはてなブックマークに追加

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