2012年03月03日
立川談四楼師 絶品のらくだ 第2回西神田寄席(2012/02/25) #rakugo #落語
地域寄席には、ホールや定席にはない楽しみがある。
手作りの 暖かい雰囲気、お客さんの表情も何か穏やか。
そしてなんといっても、早めに行けば演者の息がかかるほど高座が近い席を確保できるのだ。
この日の主役は立川談四楼師。
■立川寸志『たらちね』■立川こはる『つる』■立川談四楼『勘定板』中入り■立川談四楼『らくだ』
■立川寸志『たらちね』
まだ入門半年くらい?うまいなあ。特にご隠居の味のあるせりふがとてもいい。僕と同い年で、元・名編集者。
後の打ち上げで「落語やってないと死んじゃうんでしょうね」「そうですね」と。
後の打ち上げで「落語やってないと死んじゃうんでしょうね」「そうですね」と。
■立川こはる『つる』
うまい。こういう大したことない噺でこれだけ客を盛り上げられるのは大したもの。人物に躍動感があるし、テンポもいいから緊張感が切れない。見事なものです。でもまだ羽織着れないんだって。なんでなんだろう。全然分かりませんよ。
こうして前座を2〜3人立てるのは談四楼流なのでしょうね。
■立川談四楼『勘定板』
まくらがたっぷり。豪華客船に乗り込んで落語会を演って来たという話。結構いろんな噺家さんが呼ばれているみたいですな。お客さんの描写なんかがなかなか面白く興味深く。
で、これは嫌いな噺なんだけど、談志楼師が演るとぎりぎりのところで下品な嫌味さが抑えられて、さすがだなと。
■中入り
で、これは嫌いな噺なんだけど、談志楼師が演るとぎりぎりのところで下品な嫌味さが抑えられて、さすがだなと。
■中入り
■立川談四楼『らくだ』
酒のまくらから、待ってましたの『らくだ』。いやあ良かった。
一人一人の人物がしっかりと描き分けられて、さらに「酒によって豹変する男」の描写が絶品。
ヤマ場に差し掛かる手前に客席で赤ちゃんが泣き出し、うわどうなるのかと思ったら、様子を見計らって噺を止めて「あの、ちょっと外にお願いできますか。いやあ今までずいぶん我慢していて偉いなあと思ってたんですけど」 と、すんなり場を取り戻して、前にもまして屑屋の豹変を熱演。素晴らしかったです。
しばらくホール落語が続いて「落語が遠い」フラストレーションがたまっていたんだけど、前から二番目でこんな素晴らしい噺が聴けて本当に幸せでした。
打ち上げにも参加させていただき、いろんな方々とうまい酒を楽しみ(豹変しなかったけどね)、大満足の一日でございました。
一人一人の人物がしっかりと描き分けられて、さらに「酒によって豹変する男」の描写が絶品。
ヤマ場に差し掛かる手前に客席で赤ちゃんが泣き出し、うわどうなるのかと思ったら、様子を見計らって噺を止めて「あの、ちょっと外にお願いできますか。いやあ今までずいぶん我慢していて偉いなあと思ってたんですけど」 と、すんなり場を取り戻して、前にもまして屑屋の豹変を熱演。素晴らしかったです。
しばらくホール落語が続いて「落語が遠い」フラストレーションがたまっていたんだけど、前から二番目でこんな素晴らしい噺が聴けて本当に幸せでした。
打ち上げにも参加させていただき、いろんな方々とうまい酒を楽しみ(豹変しなかったけどね)、大満足の一日でございました。