2011年11月19日

落語協会復興支援寄席 春風亭一之輔 21人抜き真打昇進前祝いの会(2011/11/11)


落語協会の「東日本大震災復興支援寄席」として行われたこの企画、新宿末廣亭の夜の部が21時にはねたあと、土曜日なら二つ目が深夜寄席をやる時間帯での開催。

この時間の寄席で真打が演るのは珍しい。
逆に、平日の寄席にはなかなか行けないサラリーマンでも楽しめるわけだ。

ということで「職場の同僚を寄席に連れていく企画」の第四弾としてて、行ってまいりました。木戸銭1000円はそのまま義援金になるそうです。

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春風亭一朝『天災』
「まずは前座から…何年ぶりでしょうね」、この一言で客席はいきなりヒートアップ。今回の企画と一之輔さん昇進についてのお礼をとんとんと、あとは早速噺に。
もともと好きな噺ではあるわけですが、一朝師の江戸ことば炸裂がもう小気味よくて小気味よくて。


春風亭一之輔『粗忽の釘』
「まさかこの順番で。やりにくいですねえ」と。まあ師匠の後ってのはつらいですよねえ。とはいえぶつぶつ言いながらいつものペースを取り戻し、「不愉快な顔」「いきなりのハイテンション」をベースにした一之輔ワールド全開。僕にとっては市馬師の『粗忽の釘』がベストだけど一之輔さんのも実に楽しかった。

林家正楽『紙切り、相合傘・一番星・一朝師匠・象がせんとう』
いつもの名人芸です。時間がなくて切れなかった注文「はやぶさといとかわ」(人工衛星)をわざわざ楽屋で切ってきて、はねたあとに注文したお客さんに届けていました。かっこいいなあ正楽師匠。私服が中学生みたいでびっくりしましたが。

柳亭市馬『転宅』
トリはやはりこの方。夜の部で高座つとめた後そのまま残ったみたい。
威風堂々で大らかな市馬師の芸風では、サイゴベエがあまりにも簡単に騙されるあたり、ちょっと引っかかるんだけど、煙草屋のあたりでやっぱり大笑い。満足です。

これで1000円。義援金追加するしかないでしょ。募金箱につっこんでおきました。


●関連リンク
『高岳堂Blog : 「21人抜き真打前祝いの会」』

m_shike at 11:50コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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