2011年10月11日
お祝い!お祝い!春風亭一之輔 落語会 @さばのゆ(経堂) #rakugo
来年春の21人抜き真打昇進が東京新聞のコラムにまで取り上げられ、いまや落語界における話題の中心となっている一之輔さん。横浜にぎわい座のチケットも即日売りれて、取りそこなった僕は悔しい思いをしてたのだけど、だめもとで「さばのゆ」の一人会に予約を入れてみると「お待ちしております」とメールの返事が。
というわけで、連休中日の夜、夫婦で行ってまいりましたよ。ほぼ一番で駆けつけて、好みの前から二番目をキープ。
気がついてみれば座席はやはり満員。30人くらいかな。
■春風亭一之輔
『代書屋』
『蝦蟇の油』
〜仲入り〜
『提灯屋』
今日は職業にちなんだ噺を三席。
おなじみの『代書屋』はこの人の任に合った「登場人物がだんだんイライラしてくる噺」。代書屋の表情が段階的に悪化してくるのがたまらない。
『蝦蟇の油』は短めに、でも売り文句を言い立てるところはさすがにビシッと決めた。決めた後に「心臓に悪いですね」と。酔っ払った後も勿論よかった。
『提灯屋』 生で聞くのは初めてのこの噺。前半は知ったかぶりで恥をさらした町内の若いもんが、後半次々と悪知恵を連発するあたり面白い。
こちらの提灯屋はイライラどころかだんだん狂ってくる。一之輔さんのその狂いっぷりがまたいい。
前に末広亭深夜寄席で聴いた『夢見の八兵衛』(夢八)のような強烈さはないにしても、狭い空間、客との近さをうまく生かして、視線の置き方ひとつでこちらのイメージをぶわんと広げてくれるあたり、さすがだなあと思う。
そのまま会場で打ち上げとなり、真打昇進・ラジオ『サンデー・スリッカーズ』一周年・さばのゆ落語会一周年をみんなでお祝いした後、幸運にもご本人からいろいろお話を伺う。夢八は誰もが笑える話じゃないのでなかなか掛けられないとか(深夜寄席では満員の客全員笑ってたけどね)、天どんさんとの会の話など。
おそらく古くからのファンなのだろう、ご祝儀を持ってくる人、クスだまを用意する人もいれば、特注・一之輔さんの写真入チロルチョコを持ってきた人までいた。素敵です。
これは前に立川談笑師がこのブログのコメントに書いて頂いたことの受け売りだけど、才能ある演じ手がいるだけでは、落語ってのは絶対に成立しない。
こういう小さな会に足を運ぶファンの方々に支えられての真打昇進なんだろうなあ。そう考えると、本当にめでたいねえ。
お披露目にはぜひ足を運んでみたい。「みなさん38回は来てください。12日間は猶予を差し上げますので」だそうです。十日間興行ひとりで50日のトリ。大変だと思うけど、この人なら立派にやり遂げちゃうんだろうなあ。
ご本人のブログ。
おなじみの『代書屋』はこの人の任に合った「登場人物がだんだんイライラしてくる噺」。代書屋の表情が段階的に悪化してくるのがたまらない。
『蝦蟇の油』は短めに、でも売り文句を言い立てるところはさすがにビシッと決めた。決めた後に「心臓に悪いですね」と。酔っ払った後も勿論よかった。
『提灯屋』 生で聞くのは初めてのこの噺。前半は知ったかぶりで恥をさらした町内の若いもんが、後半次々と悪知恵を連発するあたり面白い。
こちらの提灯屋はイライラどころかだんだん狂ってくる。一之輔さんのその狂いっぷりがまたいい。
前に末広亭深夜寄席で聴いた『夢見の八兵衛』(夢八)のような強烈さはないにしても、狭い空間、客との近さをうまく生かして、視線の置き方ひとつでこちらのイメージをぶわんと広げてくれるあたり、さすがだなあと思う。
そのまま会場で打ち上げとなり、真打昇進・ラジオ『サンデー・スリッカーズ』一周年・さばのゆ落語会一周年をみんなでお祝いした後、幸運にもご本人からいろいろお話を伺う。夢八は誰もが笑える話じゃないのでなかなか掛けられないとか(深夜寄席では満員の客全員笑ってたけどね)、天どんさんとの会の話など。
おそらく古くからのファンなのだろう、ご祝儀を持ってくる人、クスだまを用意する人もいれば、特注・一之輔さんの写真入チロルチョコを持ってきた人までいた。素敵です。
これは前に立川談笑師がこのブログのコメントに書いて頂いたことの受け売りだけど、才能ある演じ手がいるだけでは、落語ってのは絶対に成立しない。
こういう小さな会に足を運ぶファンの方々に支えられての真打昇進なんだろうなあ。そう考えると、本当にめでたいねえ。
お披露目にはぜひ足を運んでみたい。「みなさん38回は来てください。12日間は猶予を差し上げますので」だそうです。十日間興行ひとりで50日のトリ。大変だと思うけど、この人なら立派にやり遂げちゃうんだろうなあ。
ご本人のブログ。