2011年08月08日

やはり一之輔は凄かった!末広亭深夜寄席(落協) 2011/08/06 #rakugo #落語


前回に味をしめて、二週連続深夜寄席。春風亭一之輔が出るので開演2時間前に顔を出したら、さすがに誰もいなかった。
夜席はトリの花緑を初めとしてオールスターみたいな顔付け。普通こっち観るよね(笑)

でも、あっという間に長蛇の列が。
06 - 1


ちょいと大きなカバンを持っていたので思い切って一番前に座ってみた。

左右の桟敷席は膝送り敢行。それでもかなりの立ち見が出ていた。


柳家麟太郎『目黒のさんま』
初見。二つ目にしては老けてるなあと思ったら、40歳過ぎての入門。ちょっと肝心なところでとちった気がしたけどまずまず。


初音家左吉 『たがや』
初見。リーゼント風。でもなんとなく古谷三敏の寄席芸人伝に出てきそうな顔だ。啖呵はなかなかかっこよかった。まあ、神宮花火大会の日だしね。


春風亭一之輔 『夢八』
出のところから、もう客席から期待が溢れそうになっているのが分かった。しかし噺の出来はその期待を遥かに上回るものだった。なんというか、噺の選び方から口跡・仕草・目の配り何もかもが完璧。それを一番前の席で、目の前で見てしまった。ちょっとこれは忘れられない高座になりそうだな。

それにしてもこの噺、ほんとに面白くてよく出来ている。もともと上方種で一之輔さんは柳家一琴師に習ったらしい。


古今亭志ん吉『紙入れ』
初見。二つ目昇進したばかりで初めての深夜寄席。こういうときはトリをとるのが決まりなんだそうな。こういう色っぽい噺をやるうえで大切なことがひとつ分かった。衿とうなじだ。志ん吉さんのうなじは美しくてこの噺に向いていた。口跡もよくて先が楽しみ。


列の整理ももぎりも、高座返しも、(たぶん)太鼓叩くのも二つ目四人だけでこなす深夜寄席。客層も幅広く反応もとてもいい。それで500円。こりゃ病み付きになるよ。


m_shike at 00:37コメント(2)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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コメント一覧

1. Posted by Maeda, H   2011年08月08日 00:45
思い出してみると、ぼくが初めて行った寄席ってのが末廣亭の深夜寄席だな。なんもわからず行っちゃったけど(昔の話)。

春風亭一之輔は、らくごカフェという小さな空間で見られたのがちょっと良い思い出。ただ女性率が高くなるのがちょっと苦手かも…

この前浅草で聴いた「鮑のし」も良かったな。

ちなみに「一琴」は「柳家」かな? 他にもいらっしゃるのなら勉強不足であいすみません。
2. Posted by 4K   2011年08月08日 00:59
一琴師、おっしゃるとおり柳家です。直しておきます。ご指摘ありがとうございます。

一之輔さんは以前ニフティ寄席で観て感心したことがあったのですが、この夜は凄かったです。

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