2011年05月07日
宮城県・山元町で写真修復ボランティア(4)写真の洗浄
前回の続き
写真の洗浄も、経験させてもらう。
被災したアルバムから抜き取った紙焼きの写真を、富士フイルムの方々から直接指導で伝授された方法で洗浄し、乾燥させ、可能な限り復元していく。
ぬるま湯をつくり、

プラスチックの衣装箱に入れて、写真を洗浄する。

できるかぎり、泥を落とす。

昔ながらの銀塩写真であれば、泥がついたくらいなら助かることも多い。
インクジェットプリンタの写真はすぐ水に溶けてしまう。
ずいぶん昔の話だが引き伸ばしをやっていたこともあるので、印画紙を水の中に入れる作業は、ひょっとしたら懐かしい感じがするのかなあと思ったけど、全然そんなことはなかった。
とにかくなるべく写真、それも人間の顔が写っているあたりを傷つけないように、指先で優しく砂を落とす繊細な作業には、これまた後で疲れがどっときた。どちらかというと精神的な疲労だ。
洗浄した写真は洗濯バサミで止めて乾燥。

乾燥した写真を外す。

ここまでは、変なたとえだが干物作りに似ている。洗って干して取り込む。
さらに、ナンバリングしてアルバムに入れて整理。

この日は日本社会情報学会(JSIS-BJK)・災害情報支援チームのメンバーに加えて東北大学のボランティアサークルから多くの学生が参加し、一つ一つ丁寧に思い出を蘇らせていた。
つづく。

昔ながらの銀塩写真であれば、泥がついたくらいなら助かることも多い。
インクジェットプリンタの写真はすぐ水に溶けてしまう。
ずいぶん昔の話だが引き伸ばしをやっていたこともあるので、印画紙を水の中に入れる作業は、ひょっとしたら懐かしい感じがするのかなあと思ったけど、全然そんなことはなかった。
とにかくなるべく写真、それも人間の顔が写っているあたりを傷つけないように、指先で優しく砂を落とす繊細な作業には、これまた後で疲れがどっときた。どちらかというと精神的な疲労だ。
洗浄した写真は洗濯バサミで止めて乾燥。

乾燥した写真を外す。

ここまでは、変なたとえだが干物作りに似ている。洗って干して取り込む。
さらに、ナンバリングしてアルバムに入れて整理。

この日は日本社会情報学会(JSIS-BJK)・災害情報支援チームのメンバーに加えて東北大学のボランティアサークルから多くの学生が参加し、一つ一つ丁寧に思い出を蘇らせていた。
つづく。