2011年05月07日
宮城県・山元町で写真修復ボランティア(3)作業開始
作業は二つあり、ひとつは写真の洗浄。もうひとつはデジカメで写真を複写する作業で、僕が担当したのは主にこちらのほう。
そこらに転がっている机や椅子を自分なりに組み合わせて仕事環境を作り、作業開始。
アルバムの写真は、デジタル技術が大々的なインフレーションを写真の世界に持ち込む前のものが多く、写っているのは「赤ちゃん」「結婚式」「旅行」「入学・卒業」がほとんど。つまり記念写真。
人の顔が多く、一枚一枚に思い入れがこもっている。
それがみんな砂まみれ、汚れた津波水まみれになっている。


ナンバリングした紙を貼ってアルバムを開いてみると、海の砂がざらざらと落ちたり、かすかな腐敗臭が漂ったり。
とにかく、デジカメで複写していく。
昭和三十年代の婚礼の写真・大阪万博とセットの九州旅行の写真、一家でハワイに行った写真、数年前に生まれたばかりの子供の写真、なんかよく分からないけどツッパリ少年少女の写真、10年前の女子高生のプリクラ。
様々な人々の様々な人生のシーンが、千本ノックのように僕にのしかかってくる。
それでも作業をしている間は、いしたにさん・のまさんと三人で冗談を飛ばしながらカシャカシャシャッターを切り、考える暇もあまりないのだけど、ふと手を止めると後でどっとくる、心に。
中にはこんなアルバムもある。

写真の表面まで海水が浸入したせいで写真の表面が溶けて、判別できなくなってしまった写真も多い。溶け出した乳剤が、まるで被災者がその感情を表現したアクションペインティングのようにも見えてしまう。
もちろんそんなことはない、ただ激しい波の中で、思い出が失われてしまっただけなのだ。
撮影したデータはひとつにまとめられてサーバー(@niftyのマイキャビ)に保管され、さらに東京にある本部ではレタッチの作業を行っているとのこと。
つづく。
そこらに転がっている机や椅子を自分なりに組み合わせて仕事環境を作り、作業開始。
アルバムの写真は、デジタル技術が大々的なインフレーションを写真の世界に持ち込む前のものが多く、写っているのは「赤ちゃん」「結婚式」「旅行」「入学・卒業」がほとんど。つまり記念写真。
人の顔が多く、一枚一枚に思い入れがこもっている。
それがみんな砂まみれ、汚れた津波水まみれになっている。


ナンバリングした紙を貼ってアルバムを開いてみると、海の砂がざらざらと落ちたり、かすかな腐敗臭が漂ったり。
とにかく、デジカメで複写していく。
昭和三十年代の婚礼の写真・大阪万博とセットの九州旅行の写真、一家でハワイに行った写真、数年前に生まれたばかりの子供の写真、なんかよく分からないけどツッパリ少年少女の写真、10年前の女子高生のプリクラ。
様々な人々の様々な人生のシーンが、千本ノックのように僕にのしかかってくる。
それでも作業をしている間は、いしたにさん・のまさんと三人で冗談を飛ばしながらカシャカシャシャッターを切り、考える暇もあまりないのだけど、ふと手を止めると後でどっとくる、心に。
中にはこんなアルバムもある。

写真の表面まで海水が浸入したせいで写真の表面が溶けて、判別できなくなってしまった写真も多い。溶け出した乳剤が、まるで被災者がその感情を表現したアクションペインティングのようにも見えてしまう。
もちろんそんなことはない、ただ激しい波の中で、思い出が失われてしまっただけなのだ。
撮影したデータはひとつにまとめられてサーバー(@niftyのマイキャビ)に保管され、さらに東京にある本部ではレタッチの作業を行っているとのこと。
つづく。








