2010年04月11日

はなしか稼業


三遊亭 円之助¥ 620
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立川左談次師がブログで取り上げていたので手に取った一冊。

三代目・三遊亭円之助(1929-1985)による芸人世界のエッセイ。


実に癖のないさらりとした文章で、古き良き・古き哀しき世界をスケッチしている。

まあ、その、ふつうに味わって読んでしまえばいいだけの本だが、巻末の家元・立川談志による解説でその印象は一変する。

談志は、芸人になって見たものを語りながら芸人になった、というかおそらく芸人にしかなれなかった筆者自身の生い立ち・人生についてまるで語られていないことに腹を立てている。

前座時代に自分と仲の良かった朝之助にギャンブルを教えて結果的に破滅へと導いてしまった円之助に「恨みがある」として「その朝之助の死についてもここでは語られていない」と。

一見、円之助を責めているようにも見えるが、むしろ談志は円之助という芸人の姿がこのような形でしか残らないことを惜しんでいるのだと思う。

解説も含めて、芸と芸人について考えるための一冊。

ちなみに落語通アナウンサー・塚越孝氏は、談志師によるこの解説を読んで、

川柳 川柳¥ 1,890
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この本をまとめるときに徹底して川柳師の生い立ちについて徹底的にインタビューしたという。

●関連リンク
梟通信〜ホンの戯言 : 談志の毒だらけ解説も面白い 三遊亭円之助「はなしか稼業」


m_shike at 22:47コメント(0)トラックバック(0)書籍 | 落語 このエントリーをはてなブックマークに追加

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