2009年12月16日

桂文字助 師の江戸言葉にうっとり 立川流夜席 2009/12/13 上野広小路亭


立川春太 出来心(間抜け泥棒
初めて。前座としてはかなり結構。やはり師匠に似ている。

立川吉幸 元犬
初めて。もとブラック門下、現在の師匠である談幸師の明るさが感じられていい感じ。

泉水亭錦魚 河豚鍋
あんまりうまいと思わなかったけど終わってみると鍋が食いたくなる不思議。

立川談幸 黄金の大黒
月番の人が長屋の変人たちに手を焼きながらも、目が優しく笑ってるのがなんともいい。

立川左談次 浮世床・夢の逢瀬
左談次師、相変わらずカッコいい。今年は合計4回聴いた。もう一回聴かせて頂きたい。

-- 仲入り --
立川平林 唖の釣り
初めて。一時期ブログに心中いろいろ書きすぎていて心配していたのだが、ネタ下ろしなのにしっかりした芸。

立川談修 長短
お気に入りのひとり。『長短』はテレビで見た花緑が絶妙で、どうしても比べてしまうのだが、談修バージョンもなかなか。

桂文字助 阿武松
ついに出会えました。伝説の喧嘩文字助。前座を魚河岸に送り込んだ文字助。郵便局を怒鳴りつけて現金書留を中華料理屋に持ってこさせ「よし民営化はちょっと待ってやる」といった文字助。家賃払わない文字助。

とまあ、自分の中では情報ばかりが先行していた文字助師。初めて聴いて驚いた。
なんとまあ、さっぱりと美しい江戸言葉だろうか。
ここまで口調がカッコいいと、もう笑うどころではない。うっとり聞惚れるというのが正直なところ。まことに結構でございました。
根っからの相撲好きで、サゲかなと思ったらその後でさらに相撲知識を披露した後「円楽師匠を偲んでの阿武松でございました」と。
また聴きたい。

今回は、二つ目と真打でキャリアの差がありすぎではあったけど、それもまたいい感じであった。

ああ、毎度思うことだけど、立川流の寄席はなんと安いのか。
また行こう。

m_shike at 02:35コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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