2009年11月08日

THIS IS IT


マイケル・ジャクソン THIS IS IT - オフィシャルサイト

周りの評判があまりにもいいので、近所のシネコンで観てきた。

いやあ。
とにかくマイケル・ジャクソンは凄かった。のだな。



とにかく、プロデュース能力がとんでもない。それぞれのプロを尊重しながら最高のパフォーマンスを引き出す。出してくるアイディアがことごとくいけてる。すべてのシーン、すべての局面においてイメージがあり、みんなを自在に操って自分のイメージに近づけていく。

でありながら、パフォーマーとしてのマイケルも凄すぎる。
世界中から選りすぐりのダンサーを集めながら、結局一番ダンスがうまいのは彼だ。歌声はまったく衰えていない。ダントツに歌がうまい。すばらしいビート感覚。

しかし、実にこのことが、彼を死に追いやった気がしてならない。

つまり、プロデューサー・マイケルのお眼鏡にかなうパフォーマーは、マイケルしかいなかった、ということ。

彼を超えるダンスができる・歌が歌える人が現れたら、マイケルはプロデューサー仕事に専念することもできたはず。

現れなかった。
ならば自分でやるしかない。

ぼろぼろの身体を無理に鍛錬しながら、パフォーマーとしてベストを尽くした。そして命を落とした。

完璧主義者ゆえの悲劇。
僕は涙する。

そしてこの映画の上映期間後にシネコンで上映されるのが、この完璧主義者がどうしてこんなことをしてしまったのかと、一部のファンですら引いてしまった怪作『ムーンウォーカー』だということで、違う意味で涙が流れるのだった。


m_shike at 14:00コメント(0)トラックバック(0)映画 | 音楽 このエントリーをはてなブックマークに追加

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