生落語感想
2024年08月18日
2024年08月17日
AIにいろいろやらせてみました。
会場 : としま区民センター以下文字起こしをAIに要約させました。
立川談吉『置き泥』
立川談吉『ゲル状のもの』
仲入り
立川談吉『花見の仇討』
木戸銭2,000円
この落語会に自分はスタッフとして参加している。今回から広報活動を強化し、新たに広報担当のスタッフを1名加えた。全員ボランティアだが、この方の活躍のおかげで会場が満席になった。
客席が埋まると笑いも増幅し、談吉さんも乗ってくる。ただし、談吉さんには足袋を忘れて靴下で高座に上がるというしくじりがあった。これは立川左平次師匠も過去にしたことがあり、血筋を感じさせる。
1席目は『置泥』だった。談吉さんの唄い調子の語りは、凄む場面でも怖さを和らげる効果がある。これが強みであり、全体的に調和の取れた落語になっている。
2席目は新作の『ゲル状のもの』だった。
談吉さんの持つイリュージョンのセンスを全面に出しつつ、ポピュラーな要素も取り入れた完成度の高い落語だった。前半の猫を可愛がる場面から観客を引き込み、後半は独特の世界観を展開する。ディズニーと赤塚不二夫を融合させたような印象を受けた。
3席目は『花見の仇討』で、元気で陽気な江戸っ子たちの騒ぎが印象的だった。3席の流れが非常に良く、談吉百席の中でもベストと言えるものだった。
『ゲル状のもの』のような落語が作れるようになったことは、談吉さんの自信につながっているようだ。人情噺としての要素も含んでおり、ほろりとさせる場面もある。
今回の高座は特に評判が良く、談吉百席シリーズも終盤に差し掛かっている。年内に最終回を迎える予定で、真打昇進も視野に入れているようだ。
次回の6月第59回も豊島区民センターの和室で開催されるが、席数に限りがあるため予約をお勧めする。
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