立川流
2010年05月18日
立川談笑師が『浜野矩随』を掛けるとの情報をご本人のTwitterでキャッチしたので、急遽予約。
広小路亭に電話かけたら「ああ、もうそろそろなくなるなあ」と。まだ木曜日なのにぎりぎりセーフ。
間に合って良かった。
調べてみたら、なんと去年も同じ日に来ていた。
裏[4k]:立川流夜席 お江戸上野広小路亭 5/15
去年は金曜今年は土曜、そのまま比べるわけにいかないけど、
今年は客の入りが全然違う。
一時間前くらいに行くつもりがいろいろあって遅れてしまい、20分もう長蛇の列。すごい人気だ。
もっとも都内開催の談笑師独演会チケットはあっと言う間にソールドアウトらしいから、不思議でも何でもないんですけど。続きを読む
2010年03月24日
まあ、めでたいじゃないですか。
万年前座が真打に | 立川キウイの小部屋
昨年、出版記念落語会をやりたかったのですが、昨夏、脱稿したその日に、師匠が休養宣言をされて、会を延期せざるえなくなっていました。
ですがこの度、師匠が元気になられて、無事に退院されたので、遅ればせながらでも会をやりたかった為、先月、師匠にお願いしに行きましたら、それで初めて師匠は僕の本を読んでくれまして、「よく書けてる。偉い。褒美に真打にしてやる」と、全く思いがけない展開で昇進が決まりました。
ここ数日の話です。
唄踊りは二つ目の試験の時にパスしているから良いそうで、落語も「お前にまともな芸は期待していないからいい。それよりもお前らしく落語をぶっ壊してやってみろ。俺が求めているのは上手い奴より面白い奴だ」と言って頂き、とりあえず内定確定となりました。
まぁ、また急展開で真打取消しも無いとは言い切れませんが(笑)、どうあれ、そう言って頂けただけでも充分に幸せです。
それに取消されたら取消されたで、またネタになりますし。(笑)
正直言ってあの『赤めだか』の感動を思うと立川流の真打そんなもんかよという気もするけど、『赤めだか』の中にも「談志(いえもと)は揺らぐ人だということだ」と書いてある。
あとは、キウイさんがちゃんと自分らしく落語をぶっ壊せるかどうか、ですよ。間違って売れちゃえばいいんですよ。
こんな風にニュースになっちゃうんだし。
真打披露とか面白そうだなあ。
2010年03月15日
日曜ゆえか、中トリが談笑師のせいか、トリが龍志師のせいか、いい入りでした。予約したらひとり1500円。安い。
立川松幸 真田小僧
普通に立川流の前座。前座としてよしよし。
立川吉幸 権助魚
メリハリと愛嬌がウリ。楽しかったけど前回聞いた幇間ばなしの印象が強くて。
立川キウイ 短命
ご隠居聞いてくださいよ。キウイさんまた「短命」なんですよ。この一年くらいで3回目ですよ聴いたの。
桂文字助 相撲漫談
やはりトリじゃないと落語はやらないのかなあ。喋ってるだけでかっこいいからいいんですけどね。「キウイってのは、あれは本物のバカです」で始まって「今日はみんな談笑目当てでしょ。俺がトリならこんなに客は来ない」ってふだんから落語やれば来るんじゃないですかね。いや、漫談も面白いんですけどね。
立川談笑 金明竹津軽弁バージョン
いやー凄まじかったですね。前から三番目の座敷に座ってたんだが、高座から降りかかる談笑師の拳を思わずよけたよ。前日の独演会(通算100回!)で熱演しすぎて肋骨を折ったかもしれないというのに痛みをこらえてのオーバーアクション。そして津軽弁。めちゃくちゃ難しいと思うんだけどまったく言いよどまない。メロディとリズムが最高。もう一度聴きたい。
中入り
立川らく里 花見の仇討ち かっぽれ
なかなか器用でよかった。春らしい話がここまで出てないしいいネタ持って来た。
終わったあと、いきなりかっぽれを踊り始めたので、ほう立川流は落語ばっかりなので踊りをはさむのはいい趣向だと思ったら、どうやら次の里う馬師匠が来るまでの繋ぎだったようで。
土橋亭里う馬 たぬき
電車の事故で入りが遅れて、汗を拭きながらの高座。たぬきの可愛いらしさになんとなく柳家の香りが。
立川龍志 駒長
龍志師は様子も語りも「これぞ江戸前」って感じでかっこいい。初めて聴く噺だけど『包丁』の別バージョンみたいな。はい、楽しかったです。
広小路亭 畳を減らして和風のベンチみたいな椅子を入れていた。あれってなんていうんだろう、茶屋とかにある長い椅子。
いびきうるさい人・袋ガサゴソうるさい人・なんと写真撮影した人(前座に注意されていた)客の入りがいいと、中に変な人も混じるのかねえ。
2010年02月13日
先日、裏[4k]:初心者向け・落語の楽しみ方について考えてみるを書いたら、
なんとあの立川談笑師匠からコメントをいただいてしまった。
どっひゃー!感激至極。
ということで、ここはひとつ記念ということで、談笑師について書いてみる。
と言っても僕の談笑体験は限定されていて、生で観たのは二回しかないことをお断りしておく。
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2010年01月12日
昨日、立川流夜席・上野広小路亭で見かけた「47歳の前座」のことをツイッターで教えていただいた。
立川談四楼師の弟子で、長四楼さんというのだそうだ。
“5月16日(土) 広小路亭のあと、弟子入り志願と会う。何と高校生の息子あり。しかも思い詰めている。”
談四楼亭日乗 / だんしろう商店
↓
12月15日(火) 独演会。ギチ満員。長四楼初高座、まずまず。Tで鮟鱇鍋、Lでバーボン。午前五時帰宅。
談四楼亭日乗 / だんしろう商店
ということらしい。
探してみると、この初高座の話がブログで取り上げられている。
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2009年12月02日
久しぶりアマゾンにレビューを書いた。誰も何にも書いてないもんだからね。
☆☆☆☆
体験を生かしきれない散漫な書きっぷりも、ひとつの味である,
あの談志の下で16年も前座を務めた。
それだけでもすごいことであり、語ることは山ほどあるだろう。
いや実際、この本の中には貴重なエピソードがいくつもある。落語ファンならびっくりするような話も出てくる。
ところが生かしきれない。なんでだろう。文章は特に悪くはないが、ヤマ場・ダレ場のメリハリがないのだ。ドラマが作れない。こりゃ残念すぎる。
…と思っていたのだが、読み終えるとなんだか妙な充実感がある。
おそらく、このだらだらした語り口もたぶんひとつの味であり、談志曰く「立川流の愛嬌になっている」と言わせしめているのだろう。考えてみれば、過剰なドラマを作りこむのは、よほどうまくやらない限り、野暮になる。
落語はそれほどうまくないけれど、落語みたいな人生を全うしようとする男・立川キウイ。落語ファン、立川流ファンにとっては評価の難しい、まことに困った存在だが、この本は彼の存在同様「愛嬌」として楽しむにはなかなかいいのではないかと思う。
でもいつかは真を打って、ついでにもっと面白い本も書いて欲しいものだ。
2009年10月30日
時事ドットコム:立川文都氏死去(落語家)
立川 文都氏(たてかわ・ぶんと、本名国府秀剛=こくぶ・ひでつよ=落語家)29日午後11時31分、胃がんのため死去、49歳。大阪市出身。葬儀の日時、喪主は未定。
84年に立川談志に入門し、98年に真打ちに昇進した。(2009/10/30-14:54)
四家正紀(shike)@shike文都師死去には声も出ない。新幹線の中で泣きそう。高座は一回しか見たことないのに。 *Tw*
2009/10/30 18:22:49
『赤めだか』読んだ人は「関西→談坊」を覚えているでしょう。談春・志らくと前座で頑張った人ですよ。関西弁で談志の弟子 文都さん。早すぎるよ。師匠不幸だよ。 *Tw*
— 四家正紀(shike) (@shike) October 30, 2009
立川文都 - Wikipedia http://bit.ly/4qlnx6
— 四家正紀(shike) (@shike) October 30, 2009
立川文都 - Wikipedia
立川文都スケジュール早すぎる。早すぎるよ。→立川文都スケジュール http://bit.ly/1jSzjz
— 四家正紀(shike) (@shike) October 30, 2009
円生の三年目を聴いた。「死に人貧乏」という言葉が出てくる。落語は死を軽く描く。仲間を喪った落語家たちも通夜や葬式の席ではあくまで軽く振る舞うのがお約束。でも内心は打ちのめされているはず。 [モバツイ]
— 四家正紀(shike) (@shike) October 30, 2009
円生を聴いている。 [モバツイ]
— 四家正紀(shike) (@shike) October 30, 2009
今は亡き偉大な円生を聴いている。 [モバツイ]
— 四家正紀(shike) (@shike) October 30, 2009
末廣亭の三月余一会で観たのが最初で最後になりました。
早すぎます。
この前までブログも更新していたのに。
かなしいです。ご冥福をお祈りします。
●貴重なエピソードがこちらに
立川文都さんを悼む-コラムニスト宣言
2009年10月18日
ご当地戸田に生まれ競艇場で育った談春の凱旋講演。
会場はいろんなミュージシャンが全国ツアーの初日に使うことで有名。かつて僕も佐野元春を観に来た。ものすごく昔の話。
●立川談春『子ほめ』
「今日は前座から私が」ということで羽織を着ずに登場。「何でもチケット売り切れということで大変ありがたいんですがその割に空席があちこちに…どんな売り切れなんでしょう。どうも落語に興味のない人までチケットを買ってネットオークションで売ったりしてるんだそうで」あい、僕も数日前にヤフオクで買いました。直前でしかも1F最後列だったので安かったですが。
歌舞伎座師弟競演は最高7万円まで行ったそうで。
戸田の昔話を一くさりから前座噺を軽快に。
惜しいのは、しまいのほうで初七日と言うところでお七夜を間違えかけた。しまいのほうの言い間違えは目立つんだよね。
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2009年06月15日
入りは8割くらいか。
立川三四楼 元犬
ふつうに前座。頑張ってください。
立川談奈 転宅
うまいのに笑いが少なかったのはなぜか。でもこのまま頑張って欲しい。他の噺も聴きたい。
立川キウイ 短命
また短命。楽しいけどね。小向美奈子いいすぎ。マクラも前回夜席で『つる』を聴いたときと同じだった。ただ立っているお客を噺の中でうまく座らせたのは見事。
はじめての回転寿司 | 立川キウイの小部屋
打ち上げ | 立川キウイの小部屋
立川談四楼 替り目
いやこれはさすがでした。志ん生のカラーを引き継ぎながら亭主の酔っ払いぶりにぐっと個性が前に出ていて素晴らしい。もともと作家としてファンなので、今回初めて噺が聴けて感激。
立川談笑 たがや
調子が悪いのかカミカミ。しかしそれを逆手に取った鮮やかな演出。「落語イントロドン」「…が『子別れ』やるぞー」「観客全員でサゲを唱和するリハ」などなど。サゲはなるほど談志解釈の発展的展開でお見事。
お仲入り
立川談修 看板のピン
上手上手。楽しかったです。わりと常に声を張るタイプなんだけどメリハリがきちんとしている。
土橋亭里う馬 雑俳
前回の禁酒番屋ほどではなかったけどベテランの安定したテクニックで楽しませていただきました。
立川左談次 五人廻し
これはお見事。また漫談ですまされたら嫌だなと思っていたらさすがにトリだけあって熱演。
飄々と軽くスピードがあり、しかも遊郭客のへんちくりんなキャラクターがしっかり描かれていた。なんというか、粋だ。
というわけで立川流の層の厚さを見せつけられました。2000円は安いよねえ。でもどういうわけか、かむ人が多かったのも事実。なんか伝染した?
●リンク
"Cervecer���a" : 立川流夜席@上野広小路亭
日刊ゴーヤ!起死回生のガチンコ日記: ★立川左談次、愉快な郭噺『五人廻し』〜立川流夜席六月★
2009年05月17日
仕事が早めに切りあがったので。上野広小路亭。
つる | 立川キウイの小部屋
それにしても客が少ない。最初にいたのは5人くらいか。
一番多いときで15人いたかどうか。
桂文字ら 道具屋
普通に前座レベル。頑張ってください。
立川龍志 家見舞
うまいなー。雰囲気いいなー。重くならない感じがいいなー。
立川らく里 大安売り
下手ではないが印象薄い。ひょっとしたら新作のほうが得意なのかもしれない。頑張ってください。
立川ぜん馬 豆屋
うまいなー。物売りの声たまんないなー。
立川談之助 立川流の真実
蛍光色の着物で登場。要は漫談で知っている話がほとんどだけど面白い。エグイ話に客は若干引いていたかも。今度は人物伝の新作か古典聴きたい。
仲入り
泉水亭錦魚 たらちね
じっくり伸ばした たらちね。なかなかけっこうでした。マクラにもう一工夫欲しい。
立川キウイ つる
相変わらずのオーバーアクションだけど嫌いじゃない。いかにも昇太のノリなので談志好きには嫌われるのかなあ。マクラ一つ振って受けたところで話に入ればいいのにブログに書いていた女友達の不倫話を始めちゃった。もう暖まっていたのであれはなくてよかった。
土橋亭里う馬 禁酒番屋
うまいなー。酔っ払い侍が小便にむせるとこなんざ実によかった。
袖のところから見える裏地がまた粋で。
立川流ベテランの話を初めて聴いたけど結構なものでした。これで2000円は安いと思うんだがなー。なんで客がこれしか来ないかなー。なにが落語ブームだって気がする。
少ない客の中で「何を言っても笑うひと(女性)」がいて、激しく興ざめ。これから笑いを取ろうとしているところで先に大笑いして、さらに「このひとおもしろーい」「いってるいってるー」とかなんとか演者に話しかけやがる。邪魔だ邪魔。
あろうことか、仲入りでこの女性に「お姉ちゃんが笑ってくれると明るくなっていいよ」などと話しかけて調子つかせるバカ親父がいる。女性も「すみませーん、お気に触ったら注意してやってくださーい」とか言ってやがる。そんな義理があるもんかい。ずうずうしい。
しまいにはキウイさんに「あのー落語というのは僕が喋るもんなんで〜」とやんわりたしなめられてるんだけど、本人気がつかない。『つる』の言い間違えるところをやると「がんばれー」って、だからうるさいんだよ。
他にも里う馬師が酒の話をマクラに振ると「禁酒番屋だ禁酒番屋だ」と囁くバカもいる。
寄席に作法はないが、他の客の迷惑にならないようにしてくれよ。笑う以外は音を出すなと言いたい。何か喋りたかったら噺家が引っ込んでから。じゃなきゃ家でテレビでも観てろよ。
まあともかく立川流、広小路亭夜席はふらっと行っても入れるようで、また行こうかと思います。
2009年03月29日
立川談春独演会 3/13 かめありリリオホール - livedoor Blog(ブログ)のおみやげ。
談春が作った着物の端切れで出来ている。
談春のはがき posted by (C)[4k]shike
1枚200円、なかなか手ごろなお土産です。
2009年03月16日
だめもとで予約してみたらあっさり取れてしまった談春独演会のチケット。
場所が亀有なので、念のため会社を休んで(まあ、家で仕事できるのでね)妻と二人いそいそ出かけました。会場はもちろん満員。
立川談俊独演会 本日の演目 posted by (C)[4k]shike
ごく簡単に感想を言えば、なるほど、ということになりますか。
これはチケット争奪戦が厳しくなるのも無理はない。
上手い。面白い。凄い。人物がぐーっと前に出ている。続きを読む
2009年03月11日
コミックパーク/作品詳細 風とマンダラ 全4巻 ・ 立川 志加吾
オンデマンド出版なのでお高めではございますが、お勧めでございます。
特に4巻はなかなか見つからない(著者談)ので、こちらなら入手確実かと。
っていまアマゾン見に行ったら3,4巻は2000円前後まで高騰しとるぞ。
オンデマンドのほうがいいじゃないか。
2009年02月22日
先月、大須演芸場に行って、『雷とマンダラ』の作者である落語家兼漫画家・雷門獅篭さんの落語を聴いてきた。
雷門獅篭さん 大須演芸場にて01 posted by (C)[4k]shike
雷門獅篭さん 大須演芸場にて02 posted by (C)[4k]shike
雷門獅篭さん 大須演芸場にて03 posted by (C)[4k]shike
『八五郎出世』(妾馬)にいたく感動したので、また聴いてみたいもんだなと。
でも名古屋に来る機会はあるかなと。
と、思っていたら、なんとこっちのほうつまり関東で、あの「史上最長・前座16年半の男」立川キウイさんと二人会をやるって言うじゃありませんが。これは行くしかない。
キウイと獅篭ふたり会 チケット posted by (C)[4k]shike
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