立川吉幸
2012年08月13日
2010年12月05日
ハワイの話題が続いていますが、ここでちょっと。
ハワイから帰国して、何が驚いたかというと、
立川流一門の落語家・立川談大(たてかわ・だんだい 本名・桜井達男)さんが4日午後5時59分、くも膜下出血のため死去した。36歳だった。先月27日夜に自宅で倒れて病院に搬送され、8日間一度も意識が戻ることがなかった。通夜および告別式は近親者により済ませ、後日、都内でお別れの会を開く予定。師匠・立川談志は8日、所属事務所を通じてFAXで「ああ、談大無念也。お前は俺の弟子なのだ、バカヤロウ。」と追悼コメントを寄せた。
落語立川流一門・立川談大さんが36歳で死去 くも膜下出血で意識戻らず (オリコン) - Yahoo!ニュース
立川談大の死去。
二つ目36歳、あんまりだ、あんまりに早すぎる。
立川談大追悼落語会 お江戸上野広小路亭 posted by (C)[4k]shike
その早すぎる死を悼む落語会とは、さてどんなものなんだろうか。
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2010年03月15日
日曜ゆえか、中トリが談笑師のせいか、トリが龍志師のせいか、いい入りでした。予約したらひとり1500円。安い。
立川松幸 真田小僧
普通に立川流の前座。前座としてよしよし。
立川吉幸 権助魚
メリハリと愛嬌がウリ。楽しかったけど前回聞いた幇間ばなしの印象が強くて。
立川キウイ 短命
ご隠居聞いてくださいよ。キウイさんまた「短命」なんですよ。この一年くらいで3回目ですよ聴いたの。
桂文字助 相撲漫談
やはりトリじゃないと落語はやらないのかなあ。喋ってるだけでかっこいいからいいんですけどね。「キウイってのは、あれは本物のバカです」で始まって「今日はみんな談笑目当てでしょ。俺がトリならこんなに客は来ない」ってふだんから落語やれば来るんじゃないですかね。いや、漫談も面白いんですけどね。
立川談笑 金明竹津軽弁バージョン
いやー凄まじかったですね。前から三番目の座敷に座ってたんだが、高座から降りかかる談笑師の拳を思わずよけたよ。前日の独演会(通算100回!)で熱演しすぎて肋骨を折ったかもしれないというのに痛みをこらえてのオーバーアクション。そして津軽弁。めちゃくちゃ難しいと思うんだけどまったく言いよどまない。メロディとリズムが最高。もう一度聴きたい。
中入り
立川らく里 花見の仇討ち かっぽれ
なかなか器用でよかった。春らしい話がここまで出てないしいいネタ持って来た。
終わったあと、いきなりかっぽれを踊り始めたので、ほう立川流は落語ばっかりなので踊りをはさむのはいい趣向だと思ったら、どうやら次の里う馬師匠が来るまでの繋ぎだったようで。
土橋亭里う馬 たぬき
電車の事故で入りが遅れて、汗を拭きながらの高座。たぬきの可愛いらしさになんとなく柳家の香りが。
立川龍志 駒長
龍志師は様子も語りも「これぞ江戸前」って感じでかっこいい。初めて聴く噺だけど『包丁』の別バージョンみたいな。はい、楽しかったです。
広小路亭 畳を減らして和風のベンチみたいな椅子を入れていた。あれってなんていうんだろう、茶屋とかにある長い椅子。
いびきうるさい人・袋ガサゴソうるさい人・なんと写真撮影した人(前座に注意されていた)客の入りがいいと、中に変な人も混じるのかねえ。
2010年01月12日
2009年12月16日
立川春太 出来心(間抜け泥棒)
初めて。前座としてはかなり結構。やはり師匠に似ている。
立川吉幸 元犬
初めて。もとブラック門下、現在の師匠である談幸師の明るさが感じられていい感じ。
泉水亭錦魚 河豚鍋
あんまりうまいと思わなかったけど終わってみると鍋が食いたくなる不思議。
立川談幸 黄金の大黒
月番の人が長屋の変人たちに手を焼きながらも、目が優しく笑ってるのがなんともいい。
立川左談次 浮世床・夢の逢瀬
左談次師、相変わらずカッコいい。今年は合計4回聴いた。もう一回聴かせて頂きたい。
-- 仲入り --
立川平林 唖の釣り
初めて。一時期ブログに心中いろいろ書きすぎていて心配していたのだが、ネタ下ろしなのにしっかりした芸。
立川談修 長短
お気に入りのひとり。『長短』はテレビで見た花緑が絶妙で、どうしても比べてしまうのだが、談修バージョンもなかなか。
桂文字助 阿武松
ついに出会えました。伝説の喧嘩文字助。前座を魚河岸に送り込んだ文字助。郵便局を怒鳴りつけて現金書留を中華料理屋に持ってこさせ「よし民営化はちょっと待ってやる」といった文字助。家賃払わない文字助。
とまあ、自分の中では情報ばかりが先行していた文字助師。初めて聴いて驚いた。
なんとまあ、さっぱりと美しい江戸言葉だろうか。
ここまで口調がカッコいいと、もう笑うどころではない。うっとり聞惚れるというのが正直なところ。まことに結構でございました。
根っからの相撲好きで、サゲかなと思ったらその後でさらに相撲知識を披露した後「円楽師匠を偲んでの阿武松でございました」と。
また聴きたい。
今回は、二つ目と真打でキャリアの差がありすぎではあったけど、それもまたいい感じであった。
ああ、毎度思うことだけど、立川流の寄席はなんと安いのか。
また行こう。